７時５４分のバスで出発。９時頃榛原駅に到着。昨日の大雪でバスが出るかな・・
・と心配していたが、心配どころか、バスを待つ大勢の人間で溢れかえっている。
満員になったバスから順番に出ていっているようだ。
９時半頃、御杖村の奥宇陀青少年旅行村に向けて出発。途中の道路は未だ雪が残っ
ていて、バスはチェーンを付けて走る。御杖村近くになると雪が舞い始める。
約一時間半バスに揺られて、奥宇陀青少年旅行村に到着すると、既にバスが１２台
も止まっている。すごい人だ。今まで何度も来ているが、こんなに人が多いのは初
めてだ。今日が今期の「霧氷バス」の初日ということで、山開きのイベントなんか
も行われている。人が多かったせいもあって、バスの出発も遅れ、到着も遅くなっ
た。
身仕度をして、出発。雪が降っているがそんなに酷くはない。新道峠への分岐まで
は、ぞろぞろと人が続くが、新道峠に向かう人はいない。昨日降ったと思われるま
っさらの雪にトレースをつける。これは、蛇谷以来の快感だ。時折強い風があると
木々に積もった雪が吹雪のように舞い落ちてくる。
林道の積雪は１０〜２０センチ。場所によっては風の為か、全然積もっていないと
ころもある。家内は他の人達が来ないので少し心細そうだが、先日の蛇谷で雪に慣
れたおかげだろうか、まあ、よく知ったコースということもあって、さほど気には
していない様子だ。
林道を離れ、沢沿いの山道になると、少し積雪も多くなってくるが心配した程でも
なく、快適に歩くことが出来る。多いところでも膝までは無く、時々ズボッと岩の
間に足を踏み外したり、蹴り込んだキックが岩に当たってバランスを崩しそうにな
る。そうこうしながらも、着実に高度を上げる。というものの雪の為いつもより遅
いピッチだ。はらはらと雪は降り続く。
新道峠まで出てくると、おお・・・縦走路に新しいトレースがある。足跡からみる
と三峰山から白髪峠方向に歩いていった物好きなグループがあったようだ・・・(^_-)
おかげで、三峰山へは少し楽をさせてもらう。縦走路の積雪は１０〜２０センチと
いったところ。歩いていると、途中三峰山から下りてくる何人かの人出会う。しか
し、いずれにしてもこのコースに廻って来る人は少ない。
今日のように登山者が多い時には、静かで、なかなかいいコースだ。ただ、初めて
の人であれば、トレースがついていない時には避けた方が無難。途中２箇所程ルー
トを誤り易いところがある。
三峰山山頂付近は、人・人・人・・・風も強し吹き付ける小雪の中で、慌ただしく
ラーメンを作り、早々に遅い昼食を済ます。頂上の山名板あたりは写真をとる人で
溢れかえっている。山頂はスッポリ雲の中に入った感じで展望は全くない。むしろ
新道峠の少し下辺りからの方では、曽爾の山々を望むことが出来た。
肝心の霧氷も降りしきる雪の為、団子状態になり、シャキッとしない。やはり、冬
の陽射しにキラキラ輝いて欲しいところだ。
八丁平を経て下山にかかる。何時もながら、八丁平の風と寒さは厳しい。まつげが
凍りそうな感じだ。「こりゃ、ゴーグルがいるわい」さらに、今日はうっかりして、
家に手袋を忘れてきたので、ここだけは、手がしびれてくるほど寒かった・・・(^^;
ただ、目出し帽は正解。ここはいつもこんな調子。風対策が必要です。
下山は、不動滝コースを下りるが、人が多くダンゴ状態。かえって、のんびり下り
ることが出来た。不動滝から少し下りたところで、林道に出るが、いつもならば、
ここからは下りののんびり林道歩きのところなのだが、この日は(この日だけかど
うか判らないが)その道は使えず、林道を少し登ることになる。この為、予定より
少し遅れてしまう。
奥宇陀青少年旅行村に帰ってくると、いつものように焚火も有り、地元の出店など
もあるので、あまり時間の余裕はなかったが、土産等を買ってバスの人となる。
新雪が深くないか心配ではあったが、積雪は思ったほどでもなく、凍結も無かった
のでアイゼンは無くても平気。でも着けている人が殆どだった。
ただ、人が多すぎたのが難点。バスは２４台も出たそうで、その他、自家用車で来
ている人も沢山いたようだ。
例年ラミパックした「登頂記念カード」をくれるのだが、今年からは、スタンプ帳
になっていて、３回とか５回登ると記念品か粗品をくれるようだ。今まで登った分
もカウントしてくれるといいのだが、そんなことは書いてない (^_-)
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