秋晴れに賑わう・交野山「大阪」

2000年 10月 22日(日曜日) 晴れ

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低山徘徊日記
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ルートマップ

 この9月に単独で歩いたコース(#427)と1999年2月に歩いたコース(#364)
 を、少し変化をつけて家内と歩いてみる。

 くろんど池付近は相変わらず釣り客で賑わいの様相・・・池の北側にある住宅
地の一番西の奥のドンツキに小さなロータリーがあり、そこに車を止める。先日
来たときより時刻の遅いせいもあるのだろうが、もう、満車状態・・・辛うじて、
車を止める。

 早速、キャンプ場に続く遊歩道に入る。小川に沿って右手に進む。コウヤボウ
の白い花がたくさん咲いている。マルバルコウソウも沢山咲いていて、その赤
い色とが好対照だ。以前来た時と比べて、幾分人も多いみたいだ。今回はキャン
プ場の中に入るのを避け、広い道をまっすぐ北に進む。左手に湿地帯があり、ゴ
ツゴツした肘みたいなものが首を出している。案内板によるとラクウショウ(落
羽松)という木の呼吸根らしい。マツといいものの、葉っぱの感じは杉の木みた
いだ。前回来た時は、ちょうどここを通らず、遠目にみただけだったので気が付
かなかった。

 突き当りを左にカーブしてゲートを越えると駐車場。駐車場の先で、広い本道
を離れ、左の薄暗い道を下る。これは、前回と同じだ。畑の縁の小道を通り、民
家の裏庭みたいな感じのところを抜けると舗装道路に出る。角っこに、先日来た
時にもみかけたおばあさんが座っている。この道を横切り、畑の道に入る。これ
が『かいがけの道』だ。

 少し下ると右手に鳥居があって、ここが『竜王山』の取り付きではないかと、
ここから登ってみることにする。前回来たときにアタリをつけておいたところだ。
鳥居は立派だが道は細い。草生した山道をどんどん登る。立派な道とはいえない
が、踏み跡はしっかりしている。すぐだろう・・・と思うと、意外に長い。とっ
とこ登っていくと、右手に大きな石碑があったりして、歴史を感じさせる。

 しばらく行くと十字路のような感じになったところに出る。左が登っているの
で左に行くのが間違いないのだろう・・・  よく見ると小さなテープに『直進
は傍示』とある。里に下っているのだろう。左に登っていく。登りきったところ
に壊れかけた小さな社があり、ここが頂上かと思ったが、よく見るとまだ奥があ
りそう。社の右手のちょっとした茂みを抜けると、苔むした大きな岩や祠のある
頂上だ。地元の信仰の山・・・といった感じだが、たまにはハイカーも訪れるの
だろう。山名板も下がっている。

 先ほどの十字路まで下る。左へ行けば『傍示』ということで、どこに出るのか
興味のあるところだが、それは又の楽しみ・・・ということにして、今回は右手
に来た道を下る。鳥居を潜り、再び、『かいがけの道』に下り立つ。

 右手にどんどん下る。登ってくる人、下る人・・・今日の日曜は気候もいいこ
ともあって、なかなか賑やかだ。下りついたところが、『住吉神社』。前回は、
ここまで来て、また引き返したのだが、今日はもう少し下り、北に歩いて、これ
も昔登ったことのある『石仏の道』を登ろうという計画。

 民家の間の細い道を下っていく。子供会のハイキングだろうか・・・20人く
らいの子供連れの団体とすれ違ったりする。道がよく判らないまま下っていき、
途中、何度か間違えながらも、適当なところで右折。ぐにゃぐにゃと道なりに進
んでいくと、やや幅広い自動車道路に出る。右折して山麓の道を進む。右手にあ
るS学会の学校を過ぎると、葡萄畑などが広がってくる。

 ふと後ろを見ると家内がいない・・・どうしたんだろう・・・と思ってみてい
ると、なにやら袋を下げてやってくる。道端でおばあさんが売っていた柿を買っ
てたみたいだ。ザックに入れるとパンパンになった。

 以前『石仏の道』を登ろうとした時にウロウロした見覚えのあるところに出て
くる。家内の方がよく覚えているみたいで、彼女の説に従って歩いていく。広い
道から右折して、細い道を山裾に向かっていく。以前来たときは、民家の間をウ
ロウロしたところだ。今回はうろ覚えながら、なんとかスムーズに登山口に向か
う。山への取付き付近は、みかん狩りの農園になっているようで、家族連れで賑
わっている。

 その喧騒を過ぎると、ようやく静かな林道の登りとなる。しばらくは広い道だ。
道端に大きな石仏があったりする。その終点から、階段道の急な登りになる。3
つばかり鉄の階段があったりするかなり急な登りだが、その代わり時間は短縮で
きる。約30分で交野山の頂上。直下にはアキノキリンソウが咲いていたが、踏
まれたのか、倒れかかっている。

 団体が大岩の上で写真撮影。賑やかだ。梨とアンパンで昼飯。途中で買った柿
も一つ剥いて食べる。ウエストポーチに入れていたナイフが久しぶりに役に立つ。
昔は、完璧な装備を期したものだったが、最近はルーズなものだ。ドロドロに汚
れたナイフを久しぶりに磨く。柿は美味。

 来た道を下りる。ゴルフ場の前を通り、いつも車を止める駐車場へ。流石に今
日は沢山の車が止まっている。5〜60台はあるだろうか・・・ほぼ、満車状態
だ。さらに舗装された自動車道に出て、少し南進。『傍示キャンプ場』の表示の
あるゲートのところから右折。舗装された坂道を峠へ向かう。途中、峠から旗振
山をピストン。キャンプ場を過ぎ、右に折れて畑の縁を行く。道端で枝豆や野菜
を売っていたので、家内は、また仕入れる。

 畑の縁の道は石仏も多く、またそれらの仏様には野の花が供えてあったりして、
地元の方の信仰心の深さを思わせる。傍示の里に出てくる。ここに不思議な鳥居
がある。鳥居の先が竹やぶになっていて、通り抜け出来ないのだ。少し上の方に
社があるのだが、そこへは左手の山道を辿っていくのだ。昔は鳥居のところから
道が通じてたのだろうか・・・

 舗装された道を左に登っていくと、やがて右手に『くろんど園地』の入り口の
看板。右折して、園地に入る。ゲートの前までやってくると、向こうから消防車
がやってくる。キャンプ場でのバーベキューの跡の見回りか・・・

 再び奇妙な呼吸根がブツブツと出ているラクウショウの林のそばを過ぎて車に
戻る。また、柿を一つむいて食べる。そして出発。帰途につく。



 (『ラクウショウの呼吸根』『通り抜け出来ない鳥居』などの写真を
  秘密のページに掲載しています。そちらも併せてご覧下さい)

 2000年 10月 22日(日曜日)  晴れ      (メンバー)芳子

         9:55- 10:00           駐車地(くろんど園地南東端近く)      
       10:40          321.0m  竜王山                               
       11:05                  住吉神社                                  
       11:35                  「石仏の道」登山口                        
       12:00- 12.20   341.0m  交野山                               
       12:40          345.1m  旗振山                               
        13:20- 13:30           駐車地(くろんど園地南東端近く)      

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