午前中に所用を済ませ、お昼少し前に家を出る。いつものコンビニで昼飯のパ
ンとおにぎりとお茶を買い込み、いつもの道をひた走り、いつもの駐車場に車を
入れる。平日ということもあって先客は1台のみ。広い駐車場はカサコソと落ち
葉が舞っている。時折陽の射す程度の曇り空だが、風もなくそう寒くは無い。
さて、身支度を整えて出発する。いつもの踏み跡を交野山頂上へ向かう。途中
に人影はなかったが、頂上では若い女の子3人組みが大きな岩の上でキャッキャ
ッと言っている。ベンチではご老人が一人休憩中。
とにかく、お腹が空いていたので、そのまま白旗池方面へ下山。途中で立ち止
まって「この前行ったサンドイッチ山はどれだろうねぇ」と山座同定・・・とい
う程のものでもないか・・・(^_-)
ランニングで登ってくる元気な中年青年とすれ違う。私たちがゴルフ場への取
り付け道路まで下りて来ると、もう、この方は駆け下りてくる。元気なものだ。
白旗池へ向かう。以前来たときより随分水量も増え、沢山のカモが泳いでいる。
池の辺のベンチに腰掛け、昼食。休んでいると、4〜5羽のカモがすぐ近くまで
泳いでくる。写真を撮ったりしながら暫く休憩。
いよいよ、今日の本命の国見山へ出発。先日、サンドイッチ山に行ったときと
同じく、池の縁に沿って歩く。「アリジゴクの小路」という名が付けられている
ように砂っぽい道だが、歩きにくいわけではない。ゴルフ場のボール除けネット
やミニトンネルを潜り暫く行くとT字型の分岐に出る。案内板がある。先日は右
に行ったのだが、今日は左に折れる。
下り道かと思っていたが、ゆるやかな登りが続く。10分足らずで国見山の登
り口分岐に着く。大きな案内板があり、「市民が選んだ枚方八景」とある。その
右手から階段道が続く。ほんのちょっとの登りで頂上。単独の男性が一人休憩中。
山名から察するところ、展望が良さそうだが、実際見通しがきくのは180度ほ
ど。お天気のせいか霞んでいて遠くは見えない。眼下の広がるのは枚方の町だろ
うか・・・その辺りは一望できる。
階段道を引き返す。先ほどの登山道まで戻る。登山道の反対側に休憩所の看板
があり、少し入るとベンチやテーブルのある休憩スペースがある。誰もいない。
登山道に戻り、さらに先に進む。次の目標は「夫婦岩」だ。白旗池の案内板には
すぐ近くのように書いてあったが、かなり下る。杉の植林の間を抜け、もう少し
下ると、それらしき道標。小さな字で「夫婦岩は左の山の上にあります」と書い
てある。だが、それらしき道はない。
家内には待ってもらい、斜面に突入。高度差はそんなにないのだが、トゲの多
いブッシュ。尾根筋に出てもイバラが酷い。かなわん。なんとか小ピークまでは
頑張ってみるが、それらしき岩はない。登って来たとは反対側に少し下ったとこ
ろに2つの大きな岩がチラッと見えたが、あれがそうなのか・・・ゆっくり確か
めたいところだが、家内を待たしているので取り敢えず写真を撮っただけで、登
山道に戻る。
下りて来ると家内が「こっちに道があるよぅ」というので、今度はその道を辿
ってみる。こちらはちゃんとした踏み跡で、植林の谷間を詰め、右手の尾根筋に
出ると送電鉄塔の下に出る。尾根道が通っていたので、右手に辿ってみる。2つ
目の小ピークだったろうか、小さな白いテープがあり、向かって左が「夫婦岩」
とあるが、道はなく、先ほどのヤブのような感じ・・・この付近にあるのは間違
いないのだろうが、今日はここまでとして、引き上げることにする。来た道を戻
り、家内の待つ登山道に戻る。
待ちくたびれた彼女は、もう国見山の方へ戻りかけており、慌ててその後を追
う。国見山の分岐までが緩やかな登り。そこからは下りとなる。少し行くと右手
の鉄塔に向かう分岐があり、細い踏み跡が尾根筋を登っている。往路でも一寸気
になっていたいた分岐だが、これが以前(1999年10月10日#389)に来たとき、サ
ンドイッチ山と誤認したピークへ繋がるのではないか・・・と感じたので確かめ
てみることにする。
家内に待ってもらい、取り敢えず鉄塔まで登ってみる。「さてどうしようか・
・・」と振り返ると家内もついてきていたので、そのまま、尾根筋を進むことに
する。しっかりした踏み跡が続いており、5分ほどで、「サンドイッチ山」の案
内板のあるピークに到達。予想が当たって、なんとなく嬉しくなる。ここからは、
見覚えのあるルートを進み、白旗池の辺に出る。
ほとんど人影はない。ヤブに入ったせいか、やたら顔が痒くなったので、管理
事務所の横のトイレの前の水道で顔を洗う。よく見ると、ここの水道は交野市の
水道の水で「おいしい」と宣伝が書いてあった。さっぱりしたところで、後はブ
ラブラと駐車場に向かう。
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