年明けの10日、もう諦めかけていたサンドイッチ山の情報が届きました。情
報を送っていただいたのは生駒の黒崎さん。早速に行ってきました。情報をお
寄せいただいた黒崎さんには、ここに改めて感謝申し上げます。
ということで、少し遅くなってしまったが、11時過ぎに車で我が家を出発。
途中のコンビニで、水と昼飯がわりのパンを買って、登山口に向かう。このとこ
ろ、パッとしないお天気が多く、この日もその例に違わず、どんよりとした雲に
覆われた空が広がっているものの、降りそうな気配ではない。
登山口の駐車場につくと、こんな時期にも関わらず、4〜5台の車は止まって
いる。一番奥の取り付きに近いところに車を停めて出発。冬枯れに加え、最近整
備されたらしく、草が刈り払われ、歩きやすい道となっている。旗振山の方から
下りてきた女性2人が、その新しい踏み跡を登っていったが、私らはいつも通る
左の尾根に取り付く細い踏み跡に入る。
交野山頂までは、小高い尾根まで登り、そこからいったん下って登り返すのだ
が、10分少々の短い登り。山頂付近で先行した女性2人と一緒になる。頂上に
は、その他3人ほどの人がいたが、冬とはいえ、さほど寒くも無く、手頃な山だ
けに人も多い。登ってきたのとは反対の白旗池の方へ下っていく。結構たくさん
の人とすれ違う。この辺りも最近整備されたようで、手摺の鎖などが新しくなっ
ている。
池のほとりのベンチで昼食。池の水位は随分低くなっている。数羽の鴨が置物
のようにじっと浮かんでいる。安物の双眼鏡で池を見渡すが、その他にはいない
ようだ。子供たちのグループが遊びに来ていて、元気よく走り回っている。
休憩を終えて、いよいよサンドイッチ山探索に出発。黒崎さんに送っていただ
いた地図の一部をプリントして持っては来ているが、そこへ至るルートははっき
りしない。とにかく池を縁の遊歩道を右回りに歩いていく。案内板によると、こ
の道が国見山から夫婦岩を経てJR津田駅へ下山するルートであることははっき
りしているが、多分サンドイッチ山へはどこかで右に入らなければならない。
ゴルフ場のグリーンの下を丸い土管のようなトンネルで潜り、少し行くとT字
型の分岐に出る。左が国見山方面、右手が枚方市野外活動センターとある。右手
に行く。左手には遊具やキャンプファイヤーの設備などがあるが、季節のせいも
あるのか、ジトッとして陰湿な感じだ。道が左カープするところで右手の杉林の
奥に通じる踏み跡が見えたが、これが、下ってきたルート。この道を辿れば最短
であったろう。しかし、はじめはよく判らないので、もう少し遊歩道を直進する。
すぐにキャンプ場の施設が見えてくる。コンクリーの立派な休憩所らしきものも
あるが、現在はオープンしていないようで、人っ子ひとりいない。右手の斜面に
はバンガローらしきものが沢山建っている。
空を見上げると、送電線が通っており、これは黒崎さんに頂いた地図にも載っ
ている。この辺りに間違いないと目星をつけ、バンガローの間を縫って尾根に上
がる。初めは、尾根に上がったところが目指すピークであろうと思っていたが、
実はそうではなく、来た方向へ引き返す感じで尾根筋を辿る。小鞍部で、右手に
下る分岐がある。これが先ほど見た杉林に通じる道だと思われたが、それは、下
山時に確認できた。
鞍部をなお直進するが、踏み跡は左手に下っている。ここから、少しヤブっぽ
くなるが、右手の尾根筋に入る。登りきったところに三角点があり、いくつかも
山名板もぶら下がっている。確かに「サンドイッチ山」の名前は出てくるのだが、
どういう訳かこれらの山名板は甘南備山・交野山の表示とセットになっており、
始末に悪い。一つだけだとそこに書いてある名前がその山だ・・・と確信できる
のだが・・・おまけに前回の山行で、白旗池北方のピークにも同じような表示を
見つけたのだが、それとこれとがどんな関係にあるのか・・・まだ、多少疑問が
残る。
記念の写真などを撮った後、下山。今度は東南の尾根の踏み跡を下ることにす
る。ヤブっぽい踏み跡をしばらく辿ると林道に出る。林道に沿って下っていくが、
この付近は牧場が沢山あって異様な匂いがする。私は割と鈍感な方だが、家内は
気絶しそうだという。GPSで確認すると明らかに南に下っているいるので、ど
こかで東に入らないと元の駐車場に戻れない。そんなことを考えながら下ってい
くと広い自動車道路に出てしまう。これは、後で確認したところ、R307の氷
室と傍示を結ぶ道だった。その時は位置に確信が持てなかったので、引き返すこ
とにする。
再び、きつい匂いの道を通って、サンドイッチ山の山頂に戻る ^^;
山頂からは先ほど登ってきた道を下り、鞍部の分岐から左の杉林を下る。遊歩道
の近くで左手から下ってくる踏み跡と合流。遊歩道を左に折れて、白旗池へ戻る。
ヤレヤレ・・・
白旗池からはゴルフ場への取り付け道路を経て駐車場に帰る。少し、時間があ
ったので、今まで行ったことのない旗振山をピストン。駐車場を出て、左へ行く
と右手にゲートに閉ざされた広い舗装道がある。ここを登っていくとすぐに峠。
左手に赤ペンキがベタベタあったので少し辿ってみるが、これは関係なさそう。
峠に戻り、少し下ると右手に入るしっかりした道がある。分岐には小さな道標も
あって「旗振山」の名も出ている。右に入って、この踏み跡を辿ると、大きな送
電鉄塔があってその少し奥が山頂。ほとんど、展望は無い。すぐさま引き返す。
きつい登りもほとんど無く、ウロウロしただけであったが、例の匂いのきつい
ところを除けば、気持ちのよい歩きが楽しめました。
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