Wonderful Mountain Wandering2004年 08月 14日(土曜日) 晴れ |
『投稿の広場』に北敏幸さんから「阿蘇(熊本県)のヒゴタイ」の投稿を頂きましたが、その中にフシグロセンノウの写真がありました。「もう、そんな季節かぁ・・・」と、早速、心当たりのある葛城山へ出かけてきました。 今年は、花の時期が早いのはフシグロセンノウも同じのようで、高度の低いところでは、あまり見かけることができなかった。 頑張って、少し早いスタートを心がけたのだが、結局、歩き始めたのは10時頃・・・もう陽射しが強くなってきていた。山頂に少し雲がかかっているが、まずまずのお天気だ。 ロープウェイ駅の少し下にある駐車場は、一日1000円とちょっとと痛いので、あまり頻繁に来れないのが難点だ。それでも、半分近くが埋まっている盛況だった。駐車場以外にも、何箇所か車を置けそうなところはあるのだが、気が弱いので、つい駐車場に入れてしまう。 駐車場の出口付近には、今年もまた、マルバルコウソウが小さな花を輝かしていた。かろうじて、まだ花の開いている時間帯だ。ヒルガオも咲いている。この時間から登ろうとする人はほとんどいないようで、見渡したところ登山者は私たちだけだ。 櫛羅ノ滝の少し手前で滝の巻き道に入る。小さな滝を大きく巻いているので、緩やかな木陰の道となる。この時期大いに助かる。少し行くと滝上で沢沿いの道となる。沢に沿った直登路はよく整備され、鉄の橋なども整備されているので、割と快調に登ることができる。ひとしきり登ったところが『行者ノ滝』。あまり水量のない小さな滝だが、汗をぬぐうと心地よい。 ここから登山ルートは、一旦右岸に沢を大きく巻いて、再び『行者ノ滝』の上流に出る。再び沢沿いの道になったあたりは花も多く、歩いていて楽しいところだ。以前、フシグロセンノウを見かけたこともあったが、今年は、もう終わってしまったのか、ちょっと離れたところに1〜2輪見かけただけだった。写真は帰りに撮る事にして、先を急ぐ。 ルートは、もう一度右岸に大きく沢を離れ、植林帯の歩きになる。日が翳って具合がいい。それでも、大汗をかきながら登る。三たび、先ほどの沢に出会うあたりまで来ると、もう山頂は近い。空気もちょっとひんやりしてくる。 橋で沢を渡って左岸の道となる。やがて、分岐がある。直進すれば山頂も近いが、立派な木橋で左に入り、国民宿舎近くに出るルートをとる。ダイトレに出て、左へ行くとすぐに山頂直下の金剛山方面の展望の開けた場所に出る。 この辺りにはベンチもあり、休憩の人が多い。花も多く、まずツリガネニンジンが目に入ってくる。カワラナデシコやコオニユリが目に付いたが、ほかにも沢山の花だ。千メートルに少し足りないが、ここまで来ると風も爽やか。家内が、珍しく冷たいお茶を自販機で買ってくる。もう少しすると、オミナエシなど秋の花も増えてくるだろう。 暫く写真を撮ったりしながら休憩した後、山頂に移動して昼食。こちらは、ロープウェイで上がってきた人を含め、ファミリーが多い。かなり年配の男性が上半身裸になって汗を拭いている。歩いて登られるとは、なかなかお元気だ。 しばらく休憩。涼しい風を楽しんだ後、下山開始。下りは『婿洗い池』経由で、その下からは来た道を下る。この時間になってもまだまだ子連れのファミリーなど沢山の人が登ってくるのに驚いた。元気な少年たちのグループが駆け下りて行った。なかなか賑やかだ。 帰りに立ち寄った櫛羅ノ滝は身体を休めるのに丁度いい。正に天然のクーラーだ。 フシグロセンノウ フシグロセンノウ フシグロセンノウ フシグロセンノウ マルバルコウソウ ツリガネニンジン ツリガネニンジン カワラナデシコ オミナエシ コオニユリ コオニユリ コオニユリ ミズヒキ アキノタムラソウ |
2004年 08月 14日(土曜日) 晴れ (メンバー) 芳子 |
着時刻-発時刻 | 標高 | |
09:50-10:00 | 300.0m | 駐車場 |
10:15 | 405.0m | 櫛羅ノ滝分岐 |
10:30 | 540.0m | 行者ノ滝 |
11:15 | 850.0m | 山頂下の分岐(婿洗い池 下) |
11:30-11:45 | 935.0m | 縦走路付近 |
11:50-12:05 | 959.7m | 葛城山 |
12:20-12:25 | 870.0m | 婿洗い池 |
13:00 | 540.0m | 行者ノ滝 |
13:10-13:20 | 410.0m | 櫛羅ノ滝 |
13:30 | 325.0m | ロープウエイ駅 |
13:35-13:50 | 300.0m | 駐車場 |
《参考:この付近の記録》 |