秋の気配・葛城山

2000年 9月 3日 (日曜日) 曇り

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 朝起きると、お天気はもうひとつ・・・といったところだったが、天気予報の
降水確率20%を信じて出発。割と雲が多いものの、まず降りそうな感じではな
い。R24で八木辺りを過ぎると葛城山や金剛山が眼前に迫ってくる。頂上付近
だけは雲に覆われている。ちょっと不気味な雲だ。ただ、今日は涼しい山歩きが
出来るのは確実のようだ。

 駐車場に車を入れる。以前来た時は800円だった駐車料金は1000円にな
っている。24時間1000円。6時間でいいから、500円にしてくれぇ〜
しかし、せっかく来たのに中止する訳にもいかないし、付近に駐車するのも気が
引ける。やむなく駐車場に車を入れる。既に5〜6台の車が入っている。


 身支度を整え、ロープウエイの駅に向かう。駐車場から出ようとするところに
マルバルコウソウが沢山咲いている。その赤い色とツユクサの青が対照的だ。少
し高いところにはクズの花も咲いている。早くも写真モードに入るが、最近、デ
ジタルカメラ中心にしているので、そう時間はかからない。

 ロープウエイの駅を過ぎる。右手上にある不動寺の土手下にはヤブランなど・
・・  丁度、出て行くロープウエイを少し待って写真におさめる。山道に入る。
まだ平坦な道だ。ヤブランが、そこかしこに生えている。写真を撮ったり、なに
か目ぼしい花はないかと探しながら歩いていく。堰堤下の小さな流れを渡ると、
ツリフネソウ。でも登るときには気が付かず、下山して気付く (^_-)  右岸の
階段道を登って堰堤を越える。少し下ると分岐があり左が葛城山。まっすぐ行く
と『櫛羅ノ滝』。とりあえず左に登る。

 割と広い道だ。早速、ツリフネソウを見つけて喜ぶ。左手の細い谷沿って、大
廻りに巻き上がって櫛羅ノ滝の上に出る。右岸の道を登る。道はよく整備されて
おり部分的に石畳風になっていたり、手摺のついた鉄の橋があったりする。ただ、
石畳はかえって滑りやすい。ところどころにあるツリフネソウの群生も見事。時
期として遅いのかも知れないが、まだ蕾もある。

 谷を詰めるようにぐんぐん登って行く。途中左岸に渡り、更に急になった道を
石段や鉄の階段で登る。鉄の橋で右岸に渡り、急な階段をトントンと上ると右手
が行者滝(二ノ滝と表示板がある)。登山道は左手に続く。短い綴れ織りの道を
2〜3段折り返して登ると割と平坦な林道風の道となる。右手山側の植林帯の裾
にそっていく。この道は尾根の裾まで概ね平坦にまっすぐ向かい、途中で折り返
し、この植林の上の方に戻ってくるので、ショートカットの踏み跡がいくつか出
来ている。そのひとつに入り、やや急坂を登る。正規の登山道にでたところで、
右手に進む。緩い勾配だが長い登りが続く。

 再び、沢沿いの道になる。この辺りにまた花が多い。フシグロセンノウ・・・
やや盛りを過ぎた感じだが、沢山咲いている。3度ほど短い橋で沢を渡り返して、
沢を詰めたような感じのところに出る。右手に水場がある。左手の階段を登る。
再び、やや平坦な道になる。しばらく行くと植林のなかに入り込み、右手カーブ
して、また長い登りとなる。台風のせいか、途中にややあれたところもあるが、
よく整備された道を登って行く。意外に長い感じもしたが、ほどなく『婿洗い池』
の少し下の分岐に到着。立ち休みして水分を補給。

 左の橋を渡り、この辺りからは、ぶらぶらモード。左回りで山頂を目指す。山
頂直下のツツジ園まで来て芳子を待っていると、芳子が、途中でホトトギスを見
た・・・というものだから、また少し引き返して見に行く。確かにあったのだが、
後で写真を確認すると、家内の見たのとは違っていたようだ。このツツジ園から
の見る金剛山は雄大で、金剛山展望には、頂上より好位置だ。ツリガネニンジン
などの花を撮りながら頂上へ・・・

 広い頂上の奥に三角点がある。その近くのベンチに腰を下ろして早い昼食。と
いっても、家内がタッパに入れてきたスイカとブドウそれにサンドイッチを少し
食べる。まだ10時。昼食には中途半端やなぁ・・・ 金剛山あたりの近い山は
よく見えるが、さほどいい見通しがいい訳ではない。朝のように雲に包まれた状
態ではないだけマシだ。ガスもない。ただ、長く休んでいると寒くなるほど涼し
い。私はそうでもないのだが、家内は寒いというので、売店のある遊歩道まで下
りる。

 さて、どうするか・・・ ブラブラとケーブル駅の方へ下って行く。道が舗装
されている。以前は舗装されてなかったような気がするが・・・少なくともこん
な綺麗な道ではなかった。  と、右手に『婿洗い池』へのルートがある。近く
を通っても、そのルートを行ったことはなかったので、下ってみる。笹の茂みが
やや踏み跡にかぶってくるようなところもある。まあ、裏道といった感じだ。池
といっても、小さな水溜みたいなところで、名前の由来の書いてある看板の説明
を読んでも、よく意味が判らない。この付近にも、沢山のフシグロセンノウが咲
いている。

 そこから、今度は(表通りの)広い階段道を通って、舗装された遊歩道に登る。
自然観察路を回ろうかと思ったたのだが、家内が「もう帰ろう」というので、ま
た、池の方へ下って行く。池の手前を左に折れると、登ってきたとき一息入れた
分岐だ。あとはとっとと下る。まだ登ってくる人も多い時間帯だ。後ろから賑や
かな子供の声が聞こえて、えらいスピードで下ってくる。おばあさんと娘さんと
その子供・・・といった感じだ。ちょっとハラハラさせるものがある。抜きつ抜
かれつ・・・といった感じで下っていく。

 『櫛羅ノ滝』で一息いれる。ロープウエイの駅でソフトクリームを買う。こち
らは1個200円で、以前と変わっていない。駐車場に戻ってくると、私たちが
車を止めたゲートのある駐車場は8割方埋まっている。



 最近、減量の効果か歩きは好調・・・やや、持久力には欠けるかもしれないが、
 快調に歩けるので気持ちがいい。葛城山は人気の山だけにルートの整備も行き
 届いているし、先週のヤブに比べると格段に楽だった。まあ、涼しくなったせ
 いもあるかな・・・



2000年 9月 3日 (日曜日) 曇り (メンバー)芳子

         8:15-  8:25   300.0m  駐車場                                      
         9:30-  9:40           山頂下の分岐(婿洗い池 下)          
        10:00- 10:25   959.7m  葛城山                              
    10:35- 11:00           婿洗い池及び付近散策                        
        11:30                  行者ノ滝                            
        11:45- 11:50           櫛羅ノ滝                            
    12:00- 12:10           ロープウエイ駅                              
    12:15- 12:10   300.0m  駐車場                                      

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