芳村さんの企画で実現したミニオフ。参加者が少なかったのは残念だったが楽
しい１日を過ごさせていただきました。
所用があって集合時間には間に合いそうになかったので、頂上で会う計画・・
・前夜のメッセージに書き込んでおいた。「芳村さんとかねちゃんとは１０時に
ロープウエイ下の駐車場を出発の予定だから、もう歩き始めたかな・・・」車の
中でそんな話をしながら、低く雲の垂れた葛城山をながめつつ、車を走らす。回
復基調という天気予報を信じての山行だ。
８００円の有料駐車場に車を放り込んで、出発。ヤマブキの黄、ヤマイチゴの
白が目立つ。カメラをセットして写真を撮っていると家内はズンズン先に行って
しまう。後を追って急ぐが息が切れてくる。芳村さんとかねちゃん達が先に行っ
ているということもあって、頑張って登る。頂上の少し下のベンチまで行くと家
内が待っていてくれる。ここから先はいくつかのルートに分かれているので、き
っとそこで待っているはずだった。
ベンチに腰掛け、初めての休憩。少し元気を回復して出発。まっすぐ自然研究
路入口へ向かう。尾根に出るとロープウエイの客などで賑わっている。広い尾根
道を横切って自然研究路に入る。階段道を下っていくと左手にカタクリの群落が
・・・一面にカタクリが咲いているが、生憎の天候で陽が射していないせいか花
は反っていない。群落の中に入る踏み跡があって入っている人もいたが、これだ
け人の沢山訪れるところだ・・・入らぬほうが無難だろう。
昔、別ルートから登って来たときに通った「吊り橋」を目指してひたすら下る。
「こんなに下っちゃ、もったいない」家内がブツブツ言いながらついてくる。時
折ミツバツツジが鮮やかな色を見せてくれるが、総じて退屈な下りだ。吊り橋の
架かる谷に下りてくる。対岸から吊り橋を渡って３０人ほどの団体がやってくる。
すれ違うのかと思っていると、彼らは、私が以前登って来た今は通行止めになっ
ているルートへ下っていく。個人の責任とリスクでどのルートを行こうと勝手か
も知れないが、団体のリーダーが取るべきコースではないな・・・
吊り橋で対岸に渡り、今度は割と広い遊歩道をジグザグに緩やかに登っていく。
下りてきた分登らなきゃあ・・・ 暫く登ると大きな三脚を持った人が３人、
なにやら写真を撮っている。鳥でも撮っているのかと思いながら近くを通りかか
ると、傍らの斜面にカタクリが・・・「おっ、カタクリかぁ・・・」と思って回
りを眺めると、な・な・なんと山一面のカタクリ・・・カタクリだらけではない
か・・・＼(~o~)/ ただ、残念なことに、ここも反りがない・・・ ^_^;
まあ、贅沢を言っても始まらない。こんなに人の多い山で、これだけのカタク
リが残っていることが奇跡だ。心無い人が根こそぎ花を盗っていくような話を聞
いたことがあるが、そんなことはしないで、この自然をいつまでも残して欲しい。
そんな願いを抱きながら、残りの研究路を僅かに歩いて山頂へ向かう。
山頂下の売店の近くに来ると人も多い。心斎橋の雑踏のような人ごみだ。「こ
んな人出じゃ、うまく会えるかなぁ・・・」と心配していると、なんとあっさり、
やきいも屋さんの前でバッタリ出会う。これも奇跡かも知れない。俊一くん、か
ねちゃん、芳村さんご夫妻。みんな、いる。ちょっと山頂ピストンをさしていた
だいた後、ツツジ園の端っこでみんなで昼食。
芳村さんのタイ土産のガーリックピーナツやコーヒーややきいもをいただき、
満腹になったところで下山開始。途中、イカリソウのポイントなどを教えてもら
い、写真も撮って大満足、みんなでワイワイガヤガヤと賑やかに下りる。
なんとか雨にも遭わずロープウエイの駅まで下りてきて、最後の仕上げはソフ
トクリーム。もうこれ以上の贅沢はない・・・という１日でした。
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