ツリフネソウに会えた・葛城山 「金剛」


1998年 9月 5日(土曜日)  曇り時々晴れ
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低山徘徊日記
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  芳村さんの葛城山月例レポートに刺激されて、先月・今月と芳村さんの後を追
  う様に葛城山に出かけてしまいました。今回は水越峠からです。

  10時半、ようやく家を出る。例によって道を間違えたりしながら、12時過
ぎに、ようやく登山口に到着。登山口の前後100mくらいに渡って車が駐車さ
れている。流石に人気の山だ。ただ、もう歯抜けになった場所もあり、丁度、登
山口の前に車をとめる。

  この時間に登る人も少ないと思っていたが、ほぼ時を同じくして到着した夫婦
連れが先に登って行く。私達も、少し時をおいて歩き始める。車道の傍らにクズ
の花が咲いている。すぐに急な登りとなる。薄暗い木立の奥にヤブミョウガの白
い花が咲いている。少し登ると、なんと、奇麗な登山道に出る。これが正式ルー
トのようだ。

  左へ行く。ほぼ水平な道が続く。流れのない小さな沢を渡る辺りでは、染み出
した水が登山道を濡らしている。この付近ではクサアジサイの花が多い。続いて、
今度は流れのある小さな沢を渡ったところで右手に折れ、沢沿いの石畳の道に入
る。ところどころロープが張ってあるのは安全の為か・・・それとも、脇道に入
らない様にか・・・両脇は背の高い草叢となる。ツユクサやゲンノショウコ・ミ
ズヒキ・キンミズヒキ・ヤマハッカ・ツリガネニンジン・・・次々に現れる花に
期待感は膨らむ。 「もっと上の方かなあ・・・」 息を切らして登って行くと 「お
おあったあった・・・」 沢山のツリフネソウが迎えて
くれる。やや盛りを過ぎた花 もあるが、これは、期待以上だ。

  沢沿いの急な石段道を登り詰め、右手の斜面の登りになる。花は少なくなり、
ササが多くなる。一登りして、やや水平な道出て、ホッと一息つきながら先に進
む。山腹のトラバース道を突き当たったところ(本当は突き当たりではなくて、
ヤブっぽい踏み跡が続いていて、これは階段道の巻き道になっている・・・)で
左手の階段道の急な登りとなる。ここから暫くは階段道が続く。

  なんとか頑張って階段道を登りきるとヒノキ木立のの緩やかな尾根道となる。
登山道のすぐの下には未舗装の林道があって、トラックも入って山仕事をして
いる。この道路、何処から上がってくるのだろうか・・・

  再度、階段道に突入。階段道の手前にも直進する踏み跡があったが、これがエ
アリアマップに不鮮明・・・とある点線道だろうか・・・最後の急坂をなんとか
クリアして頂上直下の鞍部に出る。正面にはロッジの建物が見えている。鞍部の
分岐から左手のツツジ鑑賞路に入る。ススキの穂の先に金剛山の展望が開け、涼
しい風も通ってなかなか快適。オミナエシ・オトコエシ・イヌタデワレモコウノダケ・アザミ・ヘクソカズラ・・・沢山の花が咲いていて、写真を撮りなが
ら、ゆっくりゆっくり登る。伊吹山山頂のお花畑の雰囲気だ。30分もかけて
ようやく頂上。薄曇で日が陰ってその分涼しくていい。小さい子供を連れたファ
ミリー・大きな三脚とカメラを持った人など割と人は多いのだが、広い山頂では
疎らな感じ。

  ベンチに腰掛けてお昼にする。おにぎりを食べ、カットして持ってきたナシを
食べる。心地よい風が吹いてきて、じっとしていると寒いくらいだ。暫く休憩し
て売店の方へ下りる。芳子は売店でソフトクリームを買ってくる。前回も食べた
のでクセになってしまったようだ。但し、今回は自動販売機のジュースなどは購
入せず・・・^^;

  来た道を戻ることにする。つつじ園の道が気持がいい。美しい花を見つけて写
真に撮る。(名前が判らなかったが、「たずね花」でアキノタムラソウと判明)金
剛山の大きな展望に別れを告げて植林帯に入る。風がなくなり一寸つらい。登っ
てくる人とも何人かすれ違い、「ほう・・・今からか・・・」と驚く。まあ、1時
間と少しあれば登れる山なので、それだけ親しまれているのだろう。下りでも花
の写真を撮りながらゆっくり下りる。ほんとに、花の多い山であった。

1998年 9月 5日(土曜日)  曇り時々晴れ (メンバー)芳子

        12:10- 12:20   520.0m  水越峠                          
        13:20                  つつじ園分岐                      
        13:50- 14:10   959.7m  大和葛城山(カツラギサン)                         
        14:55                  つつじ園分岐                   
        15:35- 15:40   520.0m  水越峠                          

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