葛城山にお邪魔しました「金剛」

1998年 8月 8日(土曜日)  晴れ

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低山徘徊日記
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  芳村さんのテリトリーの葛城山に行ってきました。ひょっとしたら・・・とい
  う気持ちもありましたが、7/31に行かれてますからね・・・可能性は薄い
  と思ってました。芳村さんも、よく登られるコースですが、かる〜ぅく登って
  おられる感じでしたので、私も軽い気持ちで登りましたが、なかなか骨のある
  コースでした。

  9時前に家を出たのだが、ルートを勘違いして遠回りをしたり、道を間違えた
り、雲行きがおかしいので  「もう、止めようか・・・」「明日にしようか・・・」
と迷ったあげく、なんとか登山口に到着。

  駐車場から少し上がるとロープウエイの駅。車止めの手前右手にあった登山口
は「通行止」の看板が立っている。96年の暮れに出かけた時はまだ通れたのだが
・・・どこか、崩れてしまったのだろうか・・・

  ロープ駅の横手を通り、登って行く。右手の不動寺を過ぎると山道になる。ほ
ぼ、平坦な道が続き、堰堤の手前の細い流れを渡って右岸に渡り階段道を少し登
ると「櫛羅ノ滝」。先行の何人かはそちらに向かう。滝の少し手前から左手の巻き
道の登りとなる。沢筋に戻ると、鉄枠のついた立派な木橋で左岸・右岸と渡り返
す。よく整備された道だ。濃い青のツユクサの花やピンクのクサアジサイの花が
目に付く。ヤマゴボウ・ヒメジオンも多い。息が切れてきた頃、丁度「行者ノ滝」
に出る。大きな滝ではない。滝の下は幾筋もの細い流れとなっている。木陰に腰
を下ろし少しだけ休憩する。すでに下山途中の人たちが休憩中で・・やがて下り
ていく。その機に私たちも腰を上げる。

  しばらくは緩やかな登りが続く。道幅も広くなる。右手上の斜面にはヒノキの
植林があって、ちょうど木陰に入って歩きやすい。折り返して、もっと暗いヒノ
キ林の道になる。長い長い坂だ。山腹をトラバースするように登っていくと、右
手の沢が迫ってきて、傾斜も急になる。一番苦しいところだ。

  右手に水場を見ると、また緩やかな道になる。このコース・・・急なところと
比較的緩やかな登りとが適当に交互にあって、比較的登りやすい。また、木陰も
多く歩きやすい。登山者が多いこともあるのだろうが、木橋などもよく整備され
ている。また、ところどころには石畳風の道もあるが、ここの石は概して滑りや
すいので、濡れている時は要注意のようだ。

  再びヒノキの林の緩やかな登りになる。正面にはもう頂付近の尾根が見えてく
る。経て、やや急な坂を登るとベンチのある谷間の広場に出る。ここで一休み。
この時刻には登る人も下って来る人もなく、静かな佇まいの谷だ。ここで、初め
て水分補給。コンビニで買ったポカリのミニボトルを殆ど飲み干してしまう。

  少し先へ進むと、分岐道標がある。丁度そのあたりで、下山してくる単独男性
とすれ違う。「頂上はこちらからでも行けますか?」 と国民宿舎方面を示すと「頂
上へはここから3つのルートがありますが、私も登りはそっちへ行きました・・
・」 とのこと。左手の木橋で湿地帯を渡って斜面を登る。緩やかな踏み跡を辿る
と尾根筋に出る。頂上の近くに建つ国民宿舎の建物が見えてくる。少し下って最
後の登り。すぐに広い道に出る。

  右手に行くと茶店がある。ログハウスみたいな感じに建直されていて、トイレ
の設備も新しく奇麗になっている。取り敢えず山頂まで行ってみる。広々とした
頂上は遠望こそない。金剛山方面が割とはっきり望める程度だ。風は爽やかで、
薄曇のおかげで強い陽射しもない。ベンチに腰掛け、遅い昼食にする。見渡す範
囲では全部で4〜5人くらい人がポツポツと点在している程度・・・思いがけな
くのんびりした雰囲気だ。というのも、以前に訪れたのは、髪の毛が凍る程の厳
しい季節と、雨の後のドロドロ泥濘で足の踏み場もないよう状態の時であって、
それと比べると、今日の頂上はなんと爽やかなことか・・・

  茶店の前まで戻る。ポカリ180円、ソフトクリーム300円・・・ロープウ
エイで上がってくる人も多いからか、なぜか「信州直送の漬物」なども売っている。
折角なのでソフトクリームを食べる。登り道で前後して登っていたご夫婦が向か
いの藤棚の下で休憩中だ。思わず、会釈を交わす。

  散策路へ向かう。暫くブラブラとして最後にロープウエイの駅に立ち寄り、ポ
カリを仕入れ、下山の途につく。婿洗い池の手前で折り返して少し下ると、先程、
登りに通った国民宿舎の分岐に出る。「えっ、こんなに近かったのぅ」という感じ
だ。後は往路を下るのみだ。

  このコース、ヒノキ林は日陰を作ってくれて、今の季節、大変有り難い。クサ
アジサイ・フシグロセンノウなど・・・花の写真を撮りながら下る。登りでは素
通りした「櫛羅ノ滝」まで下りて一休み。滝下で対岸に渡りシート広げて休んでい
ると、近くで酒盛りをしていたグループの人が飲み物を振る舞ってくれる。ビー
ルは飲めないので辞退したが、ジュースをいただく。この人達、私達が登るすぐ
後ろをダンボールの箱などを担いで上がっていた人達だ。地元の人の納涼の場と
なっているのだろう。

  滝の写真を撮ったりした後、登山口に向かう。下のロープウエイの駅でもソフ
トクリームを売っていたが、こちらは200円でした。

 1998年  8月   8日(土曜日)  晴れ        (メンバー)芳子

        10:45- 10:55   300.0m  駐車場                                      
        11:25- 11:30   350.0m  行者ノ滝                            
        12:15- 13:30   959.7m  葛城山・自然探勝路付近散策          
    14:35- 14:45           櫛羅ノ滝                                    
    14:55- 15:00   300.0m  駐車場                                      

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