秋オフは笠形山に集う「播州」

2000年 11月 12日(日曜日) 曇り時々晴れ

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低山徘徊日記
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 宿をとった笠形温泉を7時過ぎに出発。一旦R312に戻り、北上。途中のロ ーソンで朝飯と昼飯を仕入れ、なお北上。栗賀から右折して県道8号線に入る。 集合場所である『グリーンエコー笠形』を示す案内板もある。しばらく走り、案 内板に従って再度右折。ほどなく『グリーンエコー笠形』の中に入る。道なりに ずんずん坂を登っていくと、駐車場。

 既に、dameちゃんと広島の山本さんが到着しておられる。挨拶をしていると、 これまた先に来られていたもぐもぐさんがどこからか帰って来られる。山本さん 、もぐもぐさんとは初対面だ。そうこうしているうちに、島田さん、たぬきさん ご夫妻、佐竹さん、白夜の貴公子さんが到着。早くも全員集合。幹事の島田さん の采配で、たぬきさんと島田さんの車2台に分乗して、スタート地点の高坂峠に 向かう。

 一旦、県道8号線まで戻り右折。高坂トンネルの手前から右手の旧道に入る。 ススキの生い茂る旧道は車一台がやっと通るほどの狭い道だが、対向車もなく峠 に至る。カーブのわずかなスペースに車を止める。ぞろぞろと車を降りて来たメ ンバーは、既に身支度も整えているが、最近峠のお地蔵さんに関心を持っている 貴公子さんのたっての希望もあり、まずは、お地蔵さんのところに向かう。

 お地蔵さんの前で、しばらくおしゃべり。島田さんのダジャレなどで、雰囲気 が盛り上がってきたところで、いよいよ出発。車止のチェーンを跨いで、登って いく。幅の広い踏み跡が続く。先ずは緩やかな登りだ。杉の植林の間を登りつめ ると、15分ほどで、主稜に出る。まず、ここで一休み。

 ここから右に転じて、尾根の登りとなる。一直線の登りで、やや急勾配だ。2 段階ほど登ると入相山頂上。林の中で、展望皆無。また、一休み。

 少し下り、少し登り返す。右手が開けた展望のよい尾根道となる。千ケ峰方向 が見えるということで、しばらく立ち止まって山座同定。というか、島田さんら に教えてもらう。昨日は麓から見ても雲の中に隠れていた千ケ峰の山頂は、今日 はくっきりと見晴らせ、遮るものはなにもない。どんよりとした空ではあるが、 低い雲は無く、『低徘オフ』強運の伝説は確固たるものとなった (^^)v

 大きく下って655mの鞍部へ・・・「もったいないなあ・・・」という声、 しきり・・・下りがあれば、また登りがある。苦しい登りは、一歩一歩、大地を 踏みしめるように歩く。歩いていれば、必ずピークに届く・・・どうせ、100 か200の登りだ。左手に、鹿よけネットがはじまる。下の方には、ゴルフ場や 林道が垣間見られる。

 この付近の尾根道は明るく、見晴らしもよく快適に歩ける。ミヤマシキミの赤 い実やリンドウの花が印象的だ。途中、ネットなシカの首が・・・ネットに懸か って身動き出来なくなって死んだのだろう。野犬にでも食われてしまったのか、 手足や胴体は無かった。可愛そうなものを見てしまった。ちょっとやせ尾根風に なったところを登っていくと、今度は右手の展望が少し開けてくる。木の間越に 笠形山の姿が見えてくる。でも、まだ遠い。その左手にもう一つピークがあって、 越えて行かねばならない。

 少し下って、また登る。次に目指すのは865mのピークだ。ここまでくると、 笠形山も指呼の間。鞍部に下る足も軽い。鞍部には古い道標があり、山頂まで20 分とある。ここまで来たら、もう頂上についたようなものだ。

 少し登ると名水コースへの分岐。下りてこられた年配の方が、そちらに下りて いく。その方にお聞きしたところ、これから一旦下って千ケ峰に登るんだという ・・・お元気だ。そこからまた少し登ると『龍の背』。また写真モード。そこか らまた少し登ると『天邪鬼の挽岩』。ここでは、たぬきさん、島田さん、dameち ゃんは無線モード (^_-) 

 という調子で、頂上についたのは12時少し前。3時間弱の、オフとしては、 ややハードなコースだったかもしれないが、何とか無事に到着。なんといっても、 お天気がもってくれていたのが嬉しい。雨だと士気があがらないもんなぁ・・・

 頂上では2つの東屋も満席で、カヤトを刈った跡にシートを広げ腰を下ろす。 初めは尻が痛い。早速に、昼ご飯。それぞれに弁当を広げたりラーメンを作った り・・・山本さんからは、お手製の果実酒(オオウラジロなど)や広島名産『も みじ饅頭』が振舞われる。ご馳走様でした。たぬきさんもお酒や柿など・・・い つもながら有難うございました。ちょうど、家内は少し風邪気味でしたので、お 酒で身体が温まったみたいです。

 それにしても、全員がdameちゃんにお世話いただいた『低徘ワッペン』を身に 付けている。ザックに付けているか、または帽子に貼っている。なかなか壮観だ。 特に驚いたことに島田さんは、大きく引き伸ばしてシャツの胸にプリントしてい る (@_@)  「どうやって作ったの?」 皆の質問が集中する。見よ、この勇ま しき姿を! (^_-)




 およそ、1時間ほどくつろいだ後、『グリーンエコー笠形』に向かって下山開 始。堀割のように抉れた急坂を下っていくと鞍部に分岐。道標に従ってここを右 にとる。鬱蒼とした植林の中を行く。ところがあまり下っていかない。2つ3つ 小さな沢を渡り、水平な道がうねうねと続く。このコース、『グリーンエコー笠 形』が最近整備したのだろうか・・・何合目の割と新しい表示板が、ずっと続い ている。ようやく、杉木立の急斜面を下る。でも、急な下りはすぐに終わる。

 ようやく、眼下に平野が見える地点に出てくる。展望のよいところがあると、 立ち止まって、山座同定。また少し下る。「滝見台」への分岐。左に少し辿ると、 休憩所があり、そこから左手正面に『扁妙の滝』が望める。落差65mといわれ る。紅葉が映え、絶景だ。また、右手下には『グリーンエコー笠形』にとめた、 私等の車が見えている。


滝見台から望む『扁妙の滝(落差65m)』



 しばらく、『扁妙の滝』の展望を楽しんだ後、いよいよ、最後の下りにかかる。 ジグザグに下る。『グリーンエコー笠形』から「滝見台」まで、登ってくる何人 かに出会う。軽いハイキングコースになっているようだ。

 ほどなく、駐車した地点に戻る。しばし雑談。たぬきさんからコーヒーが振舞 われる。島田さんとたぬきさんが高坂峠へ車を取りに行ってくださるということ に甘え、ご苦労をお掛けする。最後の最後まで有難うございました。

 2000年 11月 12日(日曜日)  曇り時々晴れ
        (メンバー)dameちゃん、山本さん、もぐもぐさん、島田さん、たぬきさんご夫妻、
        佐竹さん、白夜の貴公子さん、芳子

         8:55-  9:05  500.0m  高坂峠                   
        9:20         主稜に乗る(右に転換)                      
        9:55     780.0m  入相山                               
       10:00         展望のあるピーク                          
       10:10     655.0m  鞍部                                    
       10:25- 10:30      ピーク(小休止)                          
       10:45     843.0m  ネットのあるピーク                          
       11:10- 11:15   865.0m  ピーク                                 
       11:25     770.0m  頂上直下の鞍部                             
       11:55- 12.55   939.0m  笠形山                               
       13:05         グリンエコー笠形分岐                     
        14:05- 14:20      滝見台(扁妙滝の展望)           
        14:35- 15:05      駐車地(グリーンエコー笠形)        

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