湖南アルプス徘徊物語'01夏「滋賀」

2001年 08月 19日 (日曜日) 晴れ

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低山徘徊日記
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笹間ケ岳山頂より琵琶湖・比良方面を望む


 台風11号の影響か・・・起きたときからかなり風が強い。珍しく前日から出  かける山が決まっていたのだが、朝起きてみると割りと雲が多く、京都方面は  どんよりとした厚い雲に覆われている。「こりゃ止めておこうか・・・くろん  ど園地にしておこうか・・・」と迷ったが、なんとなく惹かれるものがあって、  まあ、取り敢えず行ってみることにした、矢筈ケ岳。くろんど園地だったら、  昼からだってOKだし・・・(^_-)

 9時頃家を出る。R24からR163に入る。途中で左に折れて県道木津信楽 線に入る。和束を過ぎ暫く行って左折、協和ゴルフ場方面を目指す。R307へ 出て右折。信楽方面に少し走って左折、R422に入る。R422は初めは綺麗 な2車線の道路だが、途中でグンと細くなる。さらに進む。富川会館を過ぎる。 細い橋で川を渡り、左カープを道なりに進む。2.5万図にある神社(春日神社) を行き過ぎたところで、右手の細い道に入る。車1台がやっと通るほどの道で、 「対向車が来なけりゃいいが・・・」と慎重に車を進める。ほんの1〜2分進む と、川底がコンクリで舗装されたところで沢の流れを渡る。左手への分岐があり、 その付近は道幅も広くなっている。通行に支障のないように、道路の端に車を止 める。もう少し先にあるゲートの所まで、車で入れないこともないのだが、道路 状況も悪いので、時間にゆとりがある時は、ここに車を止めるようにしている。

 林道を登る。緩やかな坂で、木陰も多い。今日はやや風も爽やかだ。道端の樹 木には、近くの小学生が取り付けた樹木名をかけたプレートが沢山架けられてい る。自然観察教育の場にもなっているのだろう。道の荒れ具合に注意を払って歩 いたが、以前と同じく乗用車でもなんとか上がれそうだ。もちろん4WDや車高 の高いトラックでは、なんの問題もないだろう。やがて、ゲートの前に着く。こ こで、一般の車は止められる。直進して林道を進めば笹間ケ岳に至るし、途中で 「枝」へ下る山道に入ることもできる。

 矢筈ケ岳へはゲートの前を右にとる。ゲートの前はちょっとした広場になって いて、よく4WDなどが止まっているが、今日はいない。ここからの道は、まだ 林道風だが、随分荒れていて、乗用車などではとても通れそうに無いほど荒れて いる。5分ばかり歩くと堰堤。右手の巻き道で堰堤を越す。ここから本格的な山 道になる。さしたる勾配はないが、沢沿いに、また枝沢を横切ったりしながら、 詰めていく。鬱蒼とした雑木の中だが、今の季節、笹なども繁茂している。

 沢の流れも失せてしまった地点で、谷は右にカーブして続いていると思われる が、正面を少し登ると「矢筈ケ岳」から「枝」に下るルートに飛び出す。ここを 『笹間ケ岳分岐』ということにしておく。というのは、「矢筈ケ岳」から下って 来た場合、ここを左に取り、私たちの登ってきたルートを下った方が楽に「笹間 ケ岳」へ行けるからだ。直進して「枝」に向い、途中の「御仏河原」から左に登 っていくこともできるが、迷うようなところはないものの、道は、やや荒れてい るし、あまり使われていないようだ。

 とりあえず、ここを右にとり「矢筈ケ岳」を目指す。急な登りはないが、徐々 に高度をあげる。途中、下ってくる親子3人連れに出会うが、こちらの山で出会 ったのはこの方達だけ・・・他に人は見かけない。「矢筈ケ岳」直下の出合峠 (大神山分岐)に至る。右手の急坂を登ると頂上。ここにも、誰もいない。ただ、 台風の影響か、風が通って心地よい。

 あまり展望もなく、面白いとは言えないが、一応ここで休憩ということにして、 コンビニで買ったカレーパンを食べる。朝方、雲が多くて心配していたお天気も、 青空が広がり、問題なさそうなので、急に思いついて、笹間ケ岳に回ってみるこ とにする。

 登ってきた道を『笹間ケ岳分岐』まで戻る。左へ行けば先ほど登ってきた道だ が、以前一度通ったこともあるので、「林道歩きよりも山道がいいや」と、ここ は直進して「枝」へのルートに入る。かなり茂みが濃くはなっている。蜘蛛の巣 を払ったりしながら下っていく。ほどなく「御仏河原」に出る。左に行くと笹間 ケ岳だ。道標によると1.5キロとある。

 赤くザレた尾根筋を越え、湿地帯や沼に沿った、やや平坦な道を進んでいくと 「キャンプ場」にでる。「大谷河原」だ。幾張りかのテントが張ってある。先ほ ど「矢筈ケ岳」の往路ですれ違った親子連れも昼食中のようだ。他に、もう1パ ーティが休憩中。キャンプ場を右手に辿る。また細い山道となる。

 ここから短い登りが何度かあり、尾根上のアップダウンの道となる。時折、大 きな露岩を巻いたりしながら高度を上げていく。このあたりまで来ると下山して くるパーティとすれ違ったりする。矢筈ケ岳に比べて、やはりこちらは人気が高 いようだ。やがて、笹間ケ岳直下の林道に出る。ここから、もう一度山道に入る と程なく頂上。女性3人組が休憩中。

 大岩の上に乗る。琵琶湖・比良方面、かなりよく見える。風も程よい。水分補 給後、下山開始。先ほどの頂上直下の林道まで下り、後は、そのまま林道を下る。 やがて、往路で右折したゲートに出る。さらに林道を下り、車を止めた地点に戻 る。ここでも、渇水の影響か、いつも汗を拭う沢の流れは何時に無く少なかった。

サギソウ
サギソウ《芳子撮影》
ツユクサ
2001年 08月 19日 (日曜日)  晴れ (メンバー)芳子

        10:35- 10:45           車デポ地                      
       11:00                  ゲート                                   
       11:20                  笹間ケ岳分岐                               
       11:35                  矢筈ケ岳直下                               
       11:40- 11:55   562.0m  矢筈ケ岳                                 
       12:15                  笹間ケ岳分岐                               
       12:45                  御仏河原                                 
       13:20- 13:30   433.0m  笹間ケ岳                                 
       13:35                  林道(笹間ケ岳直下)                       
       14:00                  ゲート                                   
       14:15- 14:25           車デポ地                                  

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