久しぶりに歩く大きな山・金剛山 「金剛」


2000年 8月 20日(日曜日)  曇り
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低山徘徊日記
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 久しぶりにメジャーな山を楽しむ。天気予報では午後に崩れそうなので、最近
 の私としては、珍しく早朝の出発となる。といったって、6時半だけど・・・(^_-)

 6時半少し前に家を出る。お天気はもうひとつ。雲が多いものの、すぐに降り
そうな感じでもない。この時期は、この程度のお天気のほうが助かる。久しぶり
の早朝のドライブはなかなか快適だ。途中のコンビニで弁当代わりのいなり寿司
やパンとペットボトル大1本・小2本を仕入れる。車に乗ると、さっそくいなり
寿司をパクつきながらR24をひた走る。

 入山地の高天彦神社に着いたのは8時前。既に2台ほどの車が駐車してあり、
もう登っていったものと思われる。急ぎ身支度を整える。最近、登山靴なしで登
るような近場の低山が多いので、久しぶりに登山靴を履くと身の引き締まる思い
がする。紐で締めてるのも確かだが・・・(^_-)

 高天彦神社の前で軽く一礼。神社前の道を左手にとって高天滝に向かう。滝に
行くまでの小路の脇にいろんな花が咲いていたりするものだが、時期が悪いのか
これといった目ぼしい花は咲いていない。コスモスが数輪咲いているのが爽やか
な感じがする。

 高天滝の前の木橋を渡り、いよいよ登山道に入る。何度か歩いたコースなので、
ただ淡々と歩く。朝早いとこんなに歩きやすにいものか・・・このところ、お昼
前くらいにカンカン照りのコースを歩くことが多いので、当たり前のことながら
妙に感心したりする。そんな思いもあってなかなか快調。尾根に取り付き、直線
的な長い登りに過ぎ左にカーブすると、傾斜はやや緩やかになる。以前に休憩し
てかいさんを待ったポイントも過ぎ、一旦左に回りこんで、次に右カーブ・・・
そしてまた左カーブ。この辺り、時期がよいといろんな花も楽しめるところだが
今回は、全体を通じてクサアジサイの花が目立った程度で、あまり収穫はなかっ
た。

 登山道が崩落したのか、束ねられた木の枝で通行止めになっているところに出
る。左手に巻き道が出来ている。ちょっと登って以前の道とほぼ平行に進む。植
林の間の杣道を利用したような感じだ。そのまま、道なりに進んで行くと、従来
の道に合流。こちらも、下山してきた人が間違わないように従来の道には木の枝
で通行止めがしてあり、地面には大きな矢印まで書いてある。

 さらに山腹に沿った緩い傾斜の登りが続く。石のゴロゴロした道だが道幅は広
く、歩きやすい。何組かの下山者ともすれ違う。小さな枝沢を越え、補助ロープ
のある少し急な登りかあったので、立ち止まって家内を待っていると、迂闊にも
アブに手の甲を刺されてしまう。おまけに2匹も・・・ その時は、たいして気
に止めなかったのだが、下山してみると、腫れ上がっていた。アブでも気をつけ
なくっちゃ・・・

 直線的なゴロゴロした石の山道を詰めると、いよいよ山頂間近。細い山道の急
登となる。ここにも補助ロープがあるが、これは本当に単なる補助。無くたって
危ないようなところでもない。少し登ると「天剛水」。石で囲った小さな水場が
あるが、ほとんど枯れている。そこを過ぎると約5分ほどの最後の登り。ペース
配分が判っているとたいしたことはないが、初めての時はかなりシンドイ登りだ
ったことを思い出す。今回は、ペースを崩さず登る。

 水越峠から上がってくる縦走路に出る。前回はお昼時だったこともあって、こ
こで休憩に入ったのだが、今日はあまり消耗してない感じだったので、芳子を待
っている間、少し立ち休みした程度で、国見城跡に向かう。急に人が多くなる。
大阪側からの登山者がメインの山なのだ。

 いつもは人が多すぎて嫌になる城跡だが、今朝はまだマシ。まだ、それほどの
混雑ではない。お天気ももうひとつで、雲の切れ間にほんの少しだけ青空がのぞ
いている程度だ。もちろん、ほとんど展望はない。ベンチに腰を下ろし休憩。ま
だ、お昼という時間ではない。家内が切ってきたスイカとコンビニで買ったペッ
トボトルのお茶で喉を潤す。付近のベンチもほぼ満席の状態で、休憩している間
にも徐々に人が増えてくる。

 じわじわと人が増え、空いたベンチを待つ人も出てきたのを機に、出発。ボチ
ボチ、お天気も気になりはじめたので、今日は来た道を下りることにする。帰り
道、葛木神社を参拝。拝殿左手の山道を辿って、縦走路近くの広い道に出る。せ
っかくなので、湧出岳にある一等三角点をピストン・・・その後、縦走路の「高
天分岐」に戻り、先ほど登ってきた道を下る。

 家内は少し膝を痛めているのか、どちらかというと下りに慎重。下りに慎重な
のはいいことだが、ちょっと気になる。途中にあるショートカットなどを絡めな
がら、ほぼ同じルートで下る。滝の手前まで下りてくると猟銃をもった人と出会
う。「こんな人の多いところで撃つなよ・・・」と心で思いつつ、咳払いなどし
てこちらの存在を認識させる。

 高天滝で、身体を洗い着替えをし、ゆっくり昼食をして帰ろう・・・と思って
いたのだが、滝の前を木橋を渡っていると、急に雨が降ってくる。夕立のような
強い雨ではないが、もうずっと以前から降っていたかのようなサワサワとした雨
だ。仕方なく、滝の近くの水で汗を拭いただけで車にそのまま向かう。

 高天彦神社神社に今度はちゃんと参拝して車に戻る。車で昼飯を食べていると、
時折雨が強くなる。「ちょうどGOODタイミングだったねぇ」と

 今回、一気に登ったので「おう、まだまだ行けるじゃないか・・・」と気分よ
 くなったものの、まあ、よく考えてみれば1時間ちょいの道のり・・・生駒山
 とそんなに違いは無い・・・ まあ、それでも、久しぶりに大きな山に登れた
 充足感を抱いて帰途につく。


2000年 8月 20日 (日曜日) 曇り (メンバー) 芳子

         7:45-  7:55           高天彦神社                                  
         8:00                  高天滝                       
         8:20                  郵便道分岐                     
         9:10-  9:15           縦走路出合(高天分岐)              
         9:25-  9:35           国見城趾                          
        10:05- 10:10  1112.2m  金剛山(湧出岳)              
        10:15                  縦走路出合(高天分岐)              
        11:15                  高天滝                       
    11:25                  高天彦神社                                  

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