台風の跡も生々しい甘南備山「京都」

1998年 10月 01日(木曜日)

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低山徘徊日記
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  朝から本格的な雨のようにみえたが、お昼を過ぎるとお天気も回復。青空が広
  がる。散歩がてら、一度行ったことのある近くの甘南備山へ行ってみることに
  する。時間がないので、今回は登山口まで車で行く。

  14時、少し回った頃に家を出たのだが、途中の道をいい加減に行ったので、
結構ウロウロする。なんとか、歩いて行った時に通った見覚えのある道に出る。
その時歩いたコースを車で進む。一休寺を過ぎると格段に道が細くなる。ある程
度行って見るが、ヤバそうなので、道の広い方へエスケープ。どこか判らぬ街へ
入り込んだが、なんとかまた一休寺へ戻る。寺の前に付近の案内図があったので、
甘南備山を確認して、別ルートでアプローチ。R307が京奈和自動車道とクロ
スするところまで戻り、側道を北上。ようやく見覚えのある登山口に出る。

  登山口の駐車場には自転車が一台置いてあるだけ。車を止め、早々に歩き始め
る。午前の雨のせいでササが濡れていて気持ち悪い。まあ、強いて言えば冷たく
て気持ちイイ。わずか200mの登りだが、町の近くに、こんな山深い感じのと
ころがあるのが不思議なくらいだ。沢沿いに一登り、ササを抜けたところでミゾ
ソバの小さな花が咲いている・・・といった程度のあまり色気のないルートだ。
右手に折れてもう一登り。左手の谷にトラバースして登って行くと分岐に出る。
直進が 「尾根道」 左手が 「谷道」 とある。前回は尾根道を行ったので、今回は谷
道を行く・・・といっても、谷道らしくはない。ただ平坦な道が続く。左手上に
林道が現れ、正面には公衆トイレ。林道に出る。

  トイレの付近は谷に立派な木の橋がかけられていて、ちょっとした公園風にな
っている。そのつもりで作ったのだろうが、今はもう寂びれている・・・といっ
た感じだ。若者が2人居たのが却って不思議な感じだった。林道を登って行き、
少し下りかけた辺りに 「三角点ピーク」 の分岐を示す道標がある。三角点を目指
す。先日の台風のに影響だろう。大きな杉の木が3本ほど倒れて登山道に横たわ
っている。他の大きな木も、何本か根こそぎ倒れている。三角点にタッチして、
そのまま引き返す。

  先ほどの分岐に戻り、林道に出るとその対岸に甘南備山山頂に向かう階段道が
ついている。以前来た時は随分登ったような記憶があるのだが、今日はあまり歩
いていないせいか、快調に歩く。下りてくる散歩姿の男性一人とすれ違う。時折
涼しい風も吹く尾根道はなかなか快適だが、まるで枝打ちをした後かなように小
枝が踏み跡を覆っている。これも台風の置き土産だろうか・・・

  頂上は石柱に囲まれた中に小さな社が祭られている。ただでさえ、薄暗く気色
の悪いところだが、今日は雨上がりとあって更に湿度が高い。鳥居の外に出ると
少し明るくなって、京都西山の山なみを望むことができる。今日は来た道を下り、
すぐの鞍部から右手に下りる。ヌルヌルの丸木の階段道を下る。すぐに林道。右
手に少し下ると登りに出てきたトイレ地点に到着。そこから林道を少し下ったと
ころで一休み。

  林道を下る。たいした高度差はないのだが、だらだらと長い下りだ。ほどなく、
登山口に出る。

1998年 10月 01日(木曜日)  雨後晴 (メンバー)単独

        14:45- 14:50           登山口                       
       15:10          202.0m  202三角点ピーク                          
       15:30- 15:35   217.0m  甘南備山                                 
       15:40- 15:50           トイレ地点                                
        16:10                  登山口                       

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