高代寺山・妙見山「北摂」


1997年 9月 13日 (土曜日)
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低山徘徊日記
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  台風19号も近づいてきて土曜日の方が、まだ天気も良さそう。日ごろは、あ
まり足を向けることのない北摂の山に出掛けてみました。奈良からだと、大阪を
通り抜けないといけないのが、日頃、疎遠になる一因なんです。

  何度も何度も電車を乗り換えて妙見口駅に降り立つ。ハイキング姿の人は意外
に少ない。駅前のバス停に向かう人が多い。ケーブルの駅へのバスが出ているよ
うだ。駅前のお店で飲み物などを仕入れて出発。舗装された自動車道を左手に歩
いて行く。

  エアリアマップによると小学校の手前で、左に入るはずだが・・・特に、道標
らしきものはない。一旦小学校の前まで行って、行き過ぎたことが判り、少し引
き返す。小学校の手前の舗装された道を入ってみる。すぐ道は二手に分かれる。
マップの道は小学校から少し南に離れているので、左へ入ってみる。農家の間に、
山すそに向かっている小道がある。どうもはっきりした案内はなさそうなので、
近くで農作業していたおばさんに尋ねてみる。聞くところ、入ってきた道は、本
道ではないものの、真っ直ぐ登れば、本道に出会う・・・とのこと。小さな谷合
いを指差して「あの谷を登って行くんだよ・・・」と要領よく教えてくれる。一応、
ルートが判ったので、安心して、農家の間をすり抜けるように登る。地元の小さ
な墓場を過ぎると左手から上がってくる本道と合流。

  そこから少し登った畑の端に「六地蔵」がある。案内板も立っている。その他に
も、お地蔵さんや祠があって、昔は高代寺の参道として、もう少しちゃんとした
道だったことを伺える・・・

  やがて、畑の端からうっそうとした山道に入る。畑との境目・竹林の縁にマン
ジュシャゲか咲いている。今年初物・・・(^^)v   道は、ややヤブっぽく、竹
林の中を続く。やたら蚊が多い。マンジュシャゲの写真を撮ってる時に、随分噛
みつかれてしまった・・・(^^;  襲ってくる蚊を手で振り払いながら登る。すぐ
に、高代寺手前の舗装道路に出る。簡易水道のタンクみたいなものがあって、細
い管から水が流れている。顔を洗い、汗をぬぐう。冷たくて気持ちイイ。

  道標がある。右手は「高代寺」、左は「霊園」のようだ。マップによると、この辺
りから山頂に向かうルートがあるはずだが・・・見当たらない。少し「霊園」の方
へ行ってみると、左手の「ときわ台」に下りる道はあったが、山頂へ登る道はない。
もともと、私らが上がってきた道も、マップでは、高代寺に上がっているはずだ
が、少し下に出てきているので、マップ自体が、あまりあてに出来ないのかも知
れない。そんなことを考えながら、霊園方向へ歩いていると、すぐに霊園。

  霊園の前の自動販売機でジュースを買って、霊園奥の小高いところを目指す。
きっと、あれが山頂だろう・・・(^_-)   林道風の未舗装の道をたどり、最後に
階段道を一寸登ると山頂。近くにアンテナ設備等も見える。買ってきたジュース
を飲んで少し休憩。

  尾根沿いに「高代寺」へ回るつもりで、少し踏み跡を辿ってみるが、あまり、明
確ではない。ヤブ蚊の多いのに辟易し、元に戻ることにする。再び、霊園の前を
通って、先ほど登りついた「高代寺」下の水場まで戻る。そこから、少し上がって
「高代寺」の境内へ・・・石段を登ると二つの拝殿があり、その右手から黒川への
下山路が続いているようだ。取敢えずは、ここで昼食とする。ただ、ここも蚊が
多く、迂闊に休んでおられない。立ったまま、パンなどをかじって、早々に出発
する。

  再び竹林の踏み跡を辿る。ほぼ水平道が続く。「意外と人の少ない山だねぇ・・
・」なんて話をしていると、今日初めての登山者とすれ違う。やや、ヤブっぽい
道がだが、所々に道標はある。更に進むとゴルフ場の横の道に飛び出す。右手に
折れてゴルフ場を見ながら少し下る。やがて道は行き止まり・・・行き止まりに
黒川・妙見山方面を示す道標があって、ここから右手の山道に入る。一気に下り、
黒川小学校手前の広い自動車道に出る。

  暫く休憩。家から持ってきた梨を食べる。妙見山の登山口へ向かう。20分程
だと思って歩くが、この辺りからどうもバテ気味になる。家内も「今日はもうシ
ンドイ・・・」という。でも、まあ、ゆっくりだったら行けるだろう・・・

  ケーブルの駅の前を通る。どうも、今まで故障でもして止まっていたようだっ
たが、ちょうど、開通した模様・・・乗りたい誘惑を振り払うように、歩みを止
めず、駅の前から右手の沢沿いの道に入る。半ばにある滝の行場辺りまでは舗装
された道が続く。行場の上で一休み。顔と頭に沢の水を浴びる。後で判ったのだ
が、この辺りはマムシが多いようで、その注意書きがある。

  ここからは山頂まで、もう少しだと思ったが、疲れた体にはなかなか遠い。途
中、家内がツリフネソウ見つける。小さな流れを挟んで向かい側に咲いている。
花は小さいが、たくさん咲いている。カメラを出して、写真に収める。その地点
から、何ヶ所かで割と沢山見掛ける。アキチョウジも咲いている。

 途中、2度ほど休みながら、なんとか頂上の広場に到着。暫く休憩してから山
頂を見て回る。下山は、上杉尾根を下りようと、取付きを捜したりするが、よく
判らない。その内、雨がポツポツと降ってくる。少々疲れていたので、これ幸い
と、丁度止まっていた池田駅行きの阪急バスに乗る。

  やや、本降りとなった中をバスが下って行くと、いくらも行かないうちに、前
方に何人かのハイカーが・・・と、見ていると、どうした訳か、そのなかの2人
がバス前でこける。かなり離れてはいたが、一瞬「どうしたことか???」と思う。
・・・どうも、バスが来たので乗ろうとしてバス停へ急ごうとしてこけたみたい
だ。バスの人は親切で、声をかけて拾って乗せてあげる。

  途中、「妙見口」・・・なんてバス停もあったが、こちらは、入山した「妙見口」
とは全然違うところなんだなあ・・・地図を見ながら付近の景色を眺める。不案
内の北摂の山も、結構シンドかったが、交通は便利でなかなかのものでした。
  
1997年 9月 13日 (土曜日) 曇り   (メンバー)芳子 

       10:20- 10:30   180.0m  能勢電鉄妙見口駅                            
       11:15- 11:25           高代寺下                                    
       11:45- 12:00   488.7m  高代寺山                                    
       12:15- 12:25           高代寺境内                                  
       12:50- 13:00   180.0m  黒川小学校前                                
       14:20- 15:18   660.1m  妙見山                                      

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