蛇谷ケ峰「比良」

1993年 4月 18日(日曜日)

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低山徘徊日記
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 JR近江高島から、バスで鹿ケ瀬(ししがせ)まで行き、畑・ボボフダ峠・蛇
 谷ケ峰を経て桑野橋へ下山。バスでJR安曇川(あどがわ)へ戻りました。
 知ってたら行かなかったけれど、「アタック比良」の団体が500名程登って
 いて、えらいことでした。

 6時18分、バスで出発。

 7時37分、京都発のJR湖西線の電車に乗る。

 8時25分、JR近江高島駅下車。前回訪れた平日と違い、今日は人も多く、
 駅前にはバスが何台も駐まっている。団体の登山者のようだ。

 8時35分、土日に出ている、ガリバー旅行村行きのバスに乗る。こちらに乗
 ったのは7〜8人で、ガラガラ。8時57分の「畑」行きのバスに乗る予定だ
 ったのだが、土日には、このバスが出ていたので、鹿ケ瀬から畑までは歩く事
 にして、乗車する。

 8時50分、鹿ケ瀬道でバスを降り、畑へ向かう。この時、団体のバスが1台、
 乗ってきた定期バスを追い抜いて、畑の方へ走って行った。

 9時、畑。バスで先に着いている人達は、もう、登って行ったようで、世話役
 の人達が2〜3人いた。団体の人の為のコース案内の赤い矢印を書いた紙が、
 やたら、貼ってあって、これなら、道に迷う心配はない。暫くは、畑の中の小
 川に添った道を登って行く。民家がなくなると、イヨイヨ山道だ。そんなに、
 急な登りもなく、沢に添って登って行くが、やがて、沢を離れて尾根筋へとグ
 ングン登る。団体の人を何人か追い越して登って行ったが、その人数が増えて、
 山道は渋滞となる。焦っても仕方が無いので、覚悟を決めて、のんびりに徹す
 る。

 9時55分、ボボフダ峠。15分休憩。ここに来て見ると、スゴイ人出になっ
 ていた。行列になって登っている。山道を外れて、大休憩。休憩していると、
 下からドンドン登って来たので、とにかく、登ることにして、行列に加わる。
 どうも、話しを聞いていると、2台目のバスで来た人達が追い付いて来て、急
 に、上って来る人数が増えたようだ。とにかく、行列に加わって登る。ここか
 らは、あまり急な登りもなく、滝谷の頭(702)や752のピークを越して
 いく。山頂直下の急な登りになると、行列は遅々として進まなくなる。大渋滞
 だ。所々には残雪があり、手にとって来て頭を冷やしたりしている人もいる。
 気温はドンドン上がって来る。

 10時50分、蛇谷ケ峰(901.7)頂上。昼食・休憩。ようやく、着いた。
 頂上は広い丘のようになっていて、展望バツグン。少し霞んではいるが、武奈
 ケ岳が美しい。武奈の頂上付近は、まだ雪が残っているようだ。琵琶湖の方は
 靄っている。頂上には、貼り紙があって、下山の第1陣は11時30分とか、
 書いてあった。どちらに下りるのですかと尋ねてみると、私等と同じ桑野橋だ
 と・・・。これは、一緒になったらかなわないと、昼食もソコソコに下山する
 事にした。


 11時20分、下山開始。頂上の道標に従って桑野橋への道を取る。一旦西峰
 との鞍部へ下り、まだ多少の残雪のある笹の坂を登ると約10分で西峰。ここ
 の展望も素晴らしい。下りは、前に団体がいないので、コース案内の矢印が無
 い。道は、少し荒れているところもあるので、所々にある赤テープを頼りに歩
 く。アンテナの工事をしている広場を過ぎると、300メートルほどで、林道
 に飛び出す。

 12時、林道出合。林道を右に下る。やがて、舗装された道となり、綴れ折り
 に下って行く。安曇川の渓谷の向こうには、マタマタ、魅力的な山々が連なっ
 ている。

 12時25分、桑野橋バス停。団体用のバスが3台待っていた。運転手さんと
 話しをしてて、判ったのだが、11台分の人が登っている・・ということで、
 500人以上だソウナ。近江高島の駅では3台くらいのバスしか見ていなかっ
 たので、150人位と思っていたが、後で聞いて、吃驚した。

 12時54分、安曇川高校行きの定期バスに乗る。バスはガラガラ。早く下り
 て来たので、予定より1つ早いバスに乗る事が出来た。といっても、このあた
 りのバス、3時間に1本位だ。

 13時30分、安曇川駅で下車。

 13時51分、京都行きの電車に乗る。電車は満員。きっと、500人の人達
 の一部が乗っているのだろう。

 15時45分、帰宅。

 今日の山行は、森を見るというより、人を見に行ったようなもんでした。それ
 にしてもあれだけ沢山の人に踏まれたら、きっと、立派な登山道になる事でし
 ょう。

1993年 4月 18日(日曜日) 晴 (メンバー)芳子


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