クマンバチ沢山の生駒山1999年 5月 14日 (金曜日) 晴 |
久し振りに生駒の山に出かけてみました。 石切の駅を出て、一旦少し下る。春先に出かけた日下越のコースを歩いてみる。 家内にとっては初めてのコースだ。現在よく使われているハイキングコースと比 べると、若干遠回りな分だけ歩く時間が長くなるが、人も少ないし、いいコース だ。春も終わりに近くなって、初夏といった方がいいほどの気温だ。 とはいうものの、木陰の多いこのコース、悪くはない。取り付きまでは民家の 間を登って行くのだが、日下不動尊から坂道を5分も登ると山道となる。たいそ う草が伸びている。あまりほっておくとヤブに戻ってしまいそうだ。いきなり、 クマンバチ出現。襲って来るわけではないが、不気味なホバリング。そんなのが 何匹もいる。タオルを首に巻いて、逃げるように先へ進む。小さな滝・・・不動 滝という名前がついている。滝と言わなければ滝ではないくらい小さい・・を過 ぎると沢の右岸を巻くようにして滝の上に出る。飛び石で左岸渡り、ヤブっぽい 踏み跡を緩やかに登っていく。蜘蛛の巣やハチなどの小さな虫が、ムシできない ほど沢山いる。汗のせいもあってか、顔が痒くなってくる。 流れもほとんどなくなったところで、直進する沢道を離れ右岸の尾根に登る。 右岸だ左岸だと書くと大げさだが、要するに尾根筋に登る・・・という話。高度 差もあんまりないし、すぐに尾根に出る。分岐には道標もあるが、道標があるこ と自体、不似合いなほど寂れた道だ。 割と広い尾根筋に出ると右手に辿る尾根道があるが、取敢えず直進して「神武 天皇顕彰碑」へ行く。直進してすぐの分岐を左に10mほど登ったところに、そ の顕彰碑がある。説明文によると、その昔、神武天皇が難波から大和に入ろうと したとき、この道を通って行った・・・ということらしい。場違いなほど立派な 石碑の建つ広場でちょっとだけ休憩。しかし、虫が多いので、早々に出発。 先ほど辿り着いた尾根筋の分岐まで引き返し、ヤブっぽい尾根道の歩きとなる。 殆ど平坦に近い緩やかな登りだが、結構長い。時折ツツジが咲いているが、もう 時期は過ぎて散りかけている。倒木も多く、中には根こそぎ倒れているものもあ る。やや、歩き難いものの、苔むした旧い道の趣もあり、なかなかいいものだ。 ただ、クマバチがかなわん。 やがて、前回来たとき右折した十字路に出てくる。右手上は鉄塔が建っていて、 そちらに行けば遊歩道に出るのは判っているのだが、今日は直進してみることに する。道は下っている。途中フジの花が間近に咲いていて、写真を撮ったりしな がら下っていく。ほどなく、田圃の縁に出る。もう少し行ってみてもよかったの だが、違っているような気がして、十字路まで戻ることにする。 十字路からは、もう一踏ん張りで遊歩道へ出る。遊歩道に出たところでハチか ら開放され、取敢えず昼食にする。・・・といっても、朝が遅かったので、菓子 パンを1個齧っただけ・・・水分の補給をして出発。 遊歩道の縁にはニガナ、タンポポなどが目立つ。少し離れた山の斜面には紫や、 やや白っぽいフジの花が咲いている。初めは大原山まで歩いてから下りるつもり だったが、家内の調子が悪そうだったので無理をせず、辻子谷を石切へ下りるこ とにする。途中の興法寺でもう一度休憩。今度はおにぎりを食べる (^_-) 弘 法さんの水で汗をぬぐう。日が当たっていると暑いが、木立ちの間の空気はまだ ひんやりとしている。平日とあって行き交う人も少なく、別世界の趣き。 ここで、汗に濡れたシャツを着替え、できるだけ汗をかかぬよう、ゆっくりと 石切駅へ向かう。 |
1999年 5月 14日 (金曜日) 晴れ (メンバー) 芳子 |
11:15 近鉄石切駅 11:25 「日下直越道」道標(右折) 11:35 不動滝 11:45- 11:50 神武天皇顕彰碑 12:30 遊歩道 13:20- 13:35 興法寺 14:05 近鉄石切駅 |