旧き峠道を歩く・生駒河内越1999年 2月 21日 (日曜日) 晴 |
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元山上口駅で電車を下りると、思いのほか空気を冷たく感じる。そういえば、 電車に乗っているときにもチラチラと雪が舞っていた。春を探しに来たという のに・・・これは、どうしたことだ。 それでも、日当たりのよい土手の斜面には、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコ ソウ、ホトケノザ、コハコベ、タンポポなど・・・探せば沢山咲いている。伊古 麻山口神社あたりは特に草花が豊富だ。取り敢えずは、例年歩く千光寺へのハイ キングコースを行く。千光寺への分岐を右に見て、舗装された道を檪原（イチハ ラ）の集落へ登っていく。初めて通る道だ。車が登れる角度だが、かなり急な坂 道が続く。一つの集落を出て暫く行くと分岐がある。左は下っていたので右をと る。もう一度集落の中を抜ける。車の通れる道の行き止まりは工事中の橋になっ ている。右手下には道路工事のようで、トンネルの入り口も見える。 ｢そういえ ぱ、千光寺へ行く途中大きな橋が出来かけていたなあ・・・｣ その続きのようだ。 行き止まりの橋の手前左手に ｢峯腰痛地蔵尊｣ があった。昔は道に面してあっ たのだろうが、今は新しい道に背を向けるように立っている。 手前に通行止めのロープの張ってある橋を渡ると、やや幅広い山道となってい る。昔からの峠道というだけあって、しっかりした山道だ。少し行くと、分岐が ある。火の用心の立て札に ｢左、スカイライン｣ ｢右、夫婦岩｣ とある。右に赤 い紐があったので、魔がさしたのか、右に行ってみることにする。少し下って、 広い谷間の右岸の縁を行く。日陰には所々に薄い雪が残っている。テープの目印 に導かれるように歩いていく。右手の尾根に向かう分岐があり、そちらにテープ があったので、行ってみる。ひと登りすると鉄塔のあるピーク。鉄塔の上で数人 の人が作業中。その下を通り、さらに進んでいくと、踏み跡が、やや怪しげにな ってくる。別のテープはあるが、先ほどのテープは無くなる。また一つ北の尾根 を越えているようなので、 ｢こりゃ、あかんかな・・・｣ あまり遊んでいる時間 もなかったので、引き返すことにする。 先ほどの分岐まで戻り、今度は左手の ｢スカイライン｣ とある方を進む。当然 であるが、こちらは、当初予定の旧い峠道なので、しっかりした踏み跡が続いて いる。送電鉄塔の横を通る。ふと見ると道の両脇が竹林となっていたりする。緩 い登り道をたどる。時折、南側の展望が開け、信貴山、その背後に金剛の山なみ が望める。時折、スカイラインを走る車の音が聞こえてきたりする。 右手に ｢地蔵堂｣ が現れる。こんな山の中にしては立派なお堂だ。旧い峠道な らでは・・・という感じだ。なお、少し登ると谷を挟んで左手先に、別荘風の建 物と車が見えてくる。やがて、その建物に下る道に出る。右に少し登るとスカイ ラインの横に出る。先日の生駒縦走の時に通った ｢銚子ケ池｣ のすぐ前だ。車に 気をつけてスカイラインを渡る。右手に少し登ると展望台がある。ここで、お昼 にする。 後は、縦走路を北上。鳴川峠から大原山へ・・・大原山から枚岡へ下る。大原 山ではミツマタの渋い花を見掛けたが、枚岡の梅林では、派手なウメがそろそろ 見頃のよう。花見の人出も多い。せっかくなので、少し写真を撮って帰途につく。 登り途中で寄り道しかけた｢夫婦岩｣は、縦走路に入ってから家内が上からのル ート案内を見掛けた・・・というので、今度トライしてみよう (^_-) |
| 1999年 2月 21日 (日曜日) 晴 (ﾒﾝﾊﾞｰ)芳子 |
11:30 75.0m 近鉄元山上口駅
12:05 千光寺分岐
12:25- 12:30 峯腰痛地蔵尊
12:40 二股（スカイライン・夫婦岩分岐）
13:15 鉄塔
13:25- 13:30 地蔵堂
13:45- 13:55 展望台（縦走路）
14:20 400.0m 鳴川峠
14:40- 14:55 522.0m 大原山
15:00- 15:10 公園事務所付近
15:50- 16:05 100.0m 枚岡梅林
16:15- 16:24 90.0m 近鉄枚岡駅
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