長尾の滝から生駒山

1999年 02月 04日(木曜日)  曇り一時小雪

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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 この2、3日随分寒くなってきて、とうとう昨夜は雪になってしまう。たいし た雪ではないが、寒さはひとしお・・・午前中は布団に包まってゴロゴロ朝寝を 楽しんでいたものの、生駒山の雪の具合は如何? ふと思い立って、12時14 分のバスに乗る。

 はじめ、枚岡から大原山に向かうつもりだったが、電車の中で気が変わり額田 駅で下車、「長尾の滝」から生駒山に登ることにする。額田駅から舗装された坂 道を登っていく。たいして寒くはない。風もない。5分とかからず牧岡公園への 分岐に出るが、今日は直進。

 「直進、行き止まり」のたて看板があるが、これは車のこと。軽自動車1台が 通るか通らないほどの道を谷に沿って登っていく。谷の傍らには小さな社や神社 が多い。右手に大石神社の注連縄を張った大岩を見て、少し行くと細い道は途切 れる。ここから左の階段道を上ると車道に出る。天龍院までは、ずっと舗装され た道が続く。

 この道を右手に登る。随所に小さな寺院や社、石仏などが続く。昨夜の雪は思 ったほどは残っていなくて、ちょっとガッカリだったが、雪解けに濡れた道はし っとりして歩いていて気持ちがいい。何度か通った道だが、久し振りなので新鮮 な感じがする。歩いていると、空が少し暗くなってきて、風に乗って雪が舞い始 める。鳥の綿毛のようなふんわりとした感じの雪だ。

 沢沿いの道を上り詰めたところが「天龍院」。そこに「長尾の滝」があり、そ の名の通り、長い鳥の尾を思わせる細い流れが落ちている。豪快な滝ではないが、 こちらは雌滝。もう少し階段を上がった社殿横にある雄滝の方は、多少流れも多 く、行場になっている。拝殿に詣で、一寸だけ立ち休み。

 滝の右手から階段道を登る。境内を抜け、滝の上に出ると水平道となる。滝上 の枯れた沢を右岸に渡る。去年の台風で相当荒れたのだろうが、整備されていて、 草が茂っていないシーズンだということもあって歩きやすい。「あじさい園」の 方へ向かうルートの分岐左に見て直進し、少し登りの道を辿る。途中、分岐が一 つあったので、左をとる。「以前は、こんな分岐はなかった筈だが・・・」と思 いながら、新しい踏み跡の方を辿ってみる。少し上で、右手からの踏み跡と合流。 多分、先ほど別れた道だろう。

 水平な道になってしばらく行くと、摂河泉コースと出会う。ちょうど四辻にな っていて、直進すると暗峠方面へ向かう。左折して摂河泉コースに入り、一路山 頂を目指す。ここにきて、ようやく下山してくる一組の夫婦ハイカーに出会う。 今日の生駒山は、そんな静かな生駒山だ。スカイラインの下をくぐり、最後の坂 を登ると頂上間近の尾根に出る。放送各社のアンテナ施設の立ち並ぶ尾根道を少 し歩いて山頂の遊園地に入る。藤棚下のベンチに雪を避け、おにぎりで遅い昼食。 腹が減っているのか、野良猫が寄ってきたので、一緒に食べる。

 生駒への下山路は石畳の急坂が多く、凍結していたりすると嫌なので、石切に 下りようと思っていたが、比較的気温は高く、雪もほとんど無さそうだったので、 生駒への道を下ることにする。時間的にはこれが早い。

《聖天さん》

 今年初めての生駒山なので、途中聖天さんにお参りして下山。下りてきても、 しばらくは身体がポカポカとして気持ちがよかった。

1999年 02月 04日(木曜日)  曇り一時小雪 (メンバー)単独

        13:00                 近鉄額田駅                   
        13:30- 13:40           天龍院(長尾の滝)               
        14:10- 14:30   642.3m  生駒山                                        
        15:10                 近鉄生駒駅                   

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