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この2、3日随分寒くなってきて、とうとう昨夜は雪になってしまう。たいし た雪ではないが、寒さはひとしお・・・午前中は布団に包まってゴロゴロ朝寝を 楽しんでいたものの、生駒山の雪の具合は如何? ふと思い立って、12時14 分のバスに乗る。 はじめ、枚岡から大原山に向かうつもりだったが、電車の中で気が変わり額田 駅で下車、「長尾の滝」から生駒山に登ることにする。額田駅から舗装された坂 道を登っていく。たいして寒くはない。風もない。5分とかからず牧岡公園への 分岐に出るが、今日は直進。 |
「直進、行き止まり」のたて看板があるが、これは車のこと。軽自動車1台が 通るか通らないほどの道を谷に沿って登っていく。谷の傍らには小さな社や神社 が多い。右手に大石神社の注連縄を張った大岩を見て、少し行くと細い道は途切 れる。ここから左の階段道を上ると車道に出る。天龍院までは、ずっと舗装され た道が続く。 |
この道を右手に登る。随所に小さな寺院や社、石仏などが続く。昨夜の雪は思 ったほどは残っていなくて、ちょっとガッカリだったが、雪解けに濡れた道はし っとりして歩いていて気持ちがいい。何度か通った道だが、久し振りなので新鮮 な感じがする。歩いていると、空が少し暗くなってきて、風に乗って雪が舞い始 める。鳥の綿毛のようなふんわりとした感じの雪だ。 沢沿いの道を上り詰めたところが「天龍院」。そこに「長尾の滝」があり、そ の名の通り、長い鳥の尾を思わせる細い流れが落ちている。豪快な滝ではないが、 こちらは雌滝。もう少し階段を上がった社殿横にある雄滝の方は、多少流れも多 く、行場になっている。拝殿に詣で、一寸だけ立ち休み。 滝の右手から階段道を登る。境内を抜け、滝の上に出ると水平道となる。滝上 の枯れた沢を右岸に渡る。去年の台風で相当荒れたのだろうが、整備されていて、 草が茂っていないシーズンだということもあって歩きやすい。「あじさい園」の 方へ向かうルートの分岐左に見て直進し、少し登りの道を辿る。途中、分岐が一 つあったので、左をとる。「以前は、こんな分岐はなかった筈だが・・・」と思 いながら、新しい踏み跡の方を辿ってみる。少し上で、右手からの踏み跡と合流。 多分、先ほど別れた道だろう。 水平な道になってしばらく行くと、摂河泉コースと出会う。ちょうど四辻にな っていて、直進すると暗峠方面へ向かう。左折して摂河泉コースに入り、一路山 頂を目指す。ここにきて、ようやく下山してくる一組の夫婦ハイカーに出会う。 今日の生駒山は、そんな静かな生駒山だ。スカイラインの下をくぐり、最後の坂 を登ると頂上間近の尾根に出る。放送各社のアンテナ施設の立ち並ぶ尾根道を少 し歩いて山頂の遊園地に入る。藤棚下のベンチに雪を避け、おにぎりで遅い昼食。 腹が減っているのか、野良猫が寄ってきたので、一緒に食べる。 生駒への下山路は石畳の急坂が多く、凍結していたりすると嫌なので、石切に 下りようと思っていたが、比較的気温は高く、雪もほとんど無さそうだったので、 生駒への道を下ることにする。時間的にはこれが早い。 |
今年初めての生駒山なので、途中聖天さんにお参りして下山。下りてきても、 しばらくは身体がポカポカとして気持ちがよかった。 |
1999年 02月 04日(木曜日) 曇り一時小雪 (メンバー)単独 |
13:00 近鉄額田駅 13:30- 13:40 天龍院(長尾の滝) 14:10- 14:30 642.3m 生駒山 15:10 近鉄生駒駅 |