ご褒美はトラ饅頭・生駒山→信貴山縦走

1998年 1月 25日 (日曜日)

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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 去年は1月3日に出かけたのと全く同じコース。今年は寅年ということもあっ  て混雑が予想されましたので、初詣の時期を少しはずして、25日に歩いてき  ました。お目当ては信貴山の「寅まんじゅう」(^_-)

 土曜日の寒風吹きすさむ荒れた天候とはうって変り、気温は低いものの、風も なく、時折陽も射す穏やかな空模様だ。近鉄の石切駅から「くさか園地」へ向か う登りでも、何組みものハイカーに出会う。尾根道・谷道の分岐から谷道に入る。 後ろには家内が来ているものと、ふと振返ると元気のよい若者が迫ってくる。 「元気なやっちゃなあ・・・」と感心しつつも、自分の歩くのが遅くなっている ・・・ことはよく判っている。若者はすぐ先の大岩の上で休憩に入る。こちらは、 ゆっくりでも上の遊歩道までは休憩しないつもり・・・妙なこだわりを持つのも、 歳のせいか・・・^^;

 石切場跡の手前で、先程別れた尾根道に合流。チラホラ残雪も目につくように なる。古い雪ではない。昨日の雪だろう。登山道では、ほとんど消えてしまって いる。くさか園地の梅林に入ると、一面真っ白。人の歩く道だけが黒い線になっ ている。

 遊歩道のベンチで一服。生駒山頂へ向かう。やや雪も増えてくる。途中の道は、 この時期にしては吃驚するほど人が多い。しかし、山頂の遊園地は閑散としてい る。歩いているのは殆どハイカーも多いようだ。山頂から縦走路を南へ下る。信 貴生駒スカイラインを渡ったところにあるパーキングからの展望が素晴らしい。 日頃はあまり気が付かなかったが、これから向かう信貴山は幾分下の方に見え、 その奥に二上山から葛城・金剛と連なる大きな山なみが望める。急坂を下ってい くと、陰地では未だ凍結したままのところもあるが、なんなく暗峠へ下る。更に 少し登って大原山。

 ここも、人が多い。ボーイスカウト風のグループもいるが、単独又は小人数の 中高年が多い。テーブルやベンチには雪が積もっているので、日当たりのいい芝 生に座って弁当にする。

 鳴川峠へ下る。高度が下がったせいか、雪は少なくなってくる。ただ、気温は 少し下がってきたようだ。三脚を持つ手が冷たく感じるようになる。何度か、持 つ手を変えながら歩く。峠を過ぎて暫く登りが続く。十三峠との間に2ケ所ほど、 展望のいいところがある。そんなところでは沢山の人が休憩中。特に2つ目のピ ークには、展望台もあり、近くにドライブウエイのパーキングもある。このピー クを過ぎると、あまり起伏もなくなり、ドライブウエイに沿った道が続く。十三 峠から、一旦ドライブウエイを東に離れ平坦な道を行く。暫く行くと直進する立 派な道を離れ、右手に下る分岐がある。はっきりした目印がなくなっているよう に思ったが、崩れかけたように道を右手へ下る。小さな池の縁を通る。池は白く 凍っている。さらに小さなピークの裾をまくように行くと、再びドライブウエイ の側に出る。

 ドライブウエイに沿った縦走路を行く。時折小さなアップダウンはあるが、目 的地も近づいてきたので、頑張って歩く。左前方に信貴山が間近に見えてくる。 高安山の手前でドライブウエイを横切り、未舗装の広く緩やかな坂道を登る。 「一元の宮」とかいう宗教法人の施設の傍らを抜けたところが、高安山。右手の 小高いところに三角点があるが、今回はパス。右手へ行くと高安山のケーブル駅 だが、ここは、左へ折れて信貴山を目指す。

 もう、ここまでくれば後はとにかく歩くだけ・・・ドライブウエイを渡り、ど んどん下る。「この先にボロいベンチがあったなあ・・・」大原山から歩き通し で喉が乾いてきた。信貴山の鞍部近くにそのベンチはあった。ちょっと腰を下ろ して一休み、喉を潤す。

 少し下り、鞍部の分岐から最後の登りにか懸かる。ゆっくりペースなので、登 りでも昔のような負担はない。一歩一歩を踏みしめるようにして、ようやく山頂 に到着。不意に参拝客などのざわめきに飲み込まれる。

 参拝後、長い石段道を下る。思った程の混雑ではないが、下りるほどに参拝客 も増えてくる。山門の傍らに例の「張子のトラ」がある。世界一の大きさだそう だ。寅年に因んで、そのすぐ近くに可愛らしい小さな張子の小虎が4〜5匹作ら れている。

 山門を出ると、急に人影が少なくなる。お目当ての「寅まんじゅう」を買い、 食べながら近鉄信貴山下駅へ向かう。途中の索道跡を整備したハイキングコース は、整備され過ぎ、一寸味気なくなってしまったが、一日の歩きの締めくくりに、 のんびり歩ける。ワンちゃんの散歩の地元の方とすれ違う。

 そんなに待つ事もなく近鉄生駒線の電車に乗る。車窓からは今日歩いた生駒山 の尾根が見える。そのうち、生駒山がカッコよく見えてきたので、最近買ったデ ジタルカメラで写したりしながら、家路をたどる。

1998年 1月 25日 (日曜日) 晴れ (メンバー)芳子

        10:30                  近鉄石切駅                                  
        11:20- 11:25           「くさか園地」遊歩道                          
        12:00          642.3m  生駒山                                      
        12:45- 13:00   522.0m  大原山                                      
        13:15          400.0m  鳴川峠                                      
        14:00          420.0m  十三峠                                      
        14:40          487.5m  高安山                                      
        15:05          437.0m  信貴山                                      
        15:25- 15:30   270.0m  朝護孫子寺山門                              
        16:15- 16:25           近鉄信貴山下駅                              

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