今年も有り難う・生駒山

1997年 12月 27日 (土曜日)

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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予想よりお天気の回復が早かったのか・・・まずまずの空模様。昼から生駒に 出かける。今年最終ということで、一応、生駒山・大原山の両ピークをキチンと 辿ることにする。

朝にはもう雨は上がっていたようだったが、石切駅からの道は、先ほどまで降 っていたかのように濡れている。年末のせいか、山に登っている人はおろか、付 近を歩いている人も少ないようだ。石切霊園に年末の墓参に向かう人を少し見か ける程度だ。

もう少しで 「くさか園地」 というところで、 「イノラムキ古墳」 への案内板を 見つける。以前にはこんなもの無かったような気がするが・・・今日はちょっと 時間が無かったが、こんど行ってみることにしよう・・・

遊歩道まで上がって一休み。時折、陽が射すと暖かい。ここで、西大寺駅で買 ったおにぎりを食べる。数人と行き交うが、何時もと比べて人は少ない。年末の 忙しい時に、山歩きなんかする人は貴重な存在のようだ。陽が翳り、寒くなって きたので、早々に出発。今日は、今年最後なので、敬意をはらって生駒山山頂を 目指す。

遊園地に近づくと・・・というより、ドイブウエイに近づくとゴミが増えてく る。遊園地の中は掃除も行き届いているのだが、ポイステの弁当ガラや空き缶は 道路端に多い。遊園地への階段を上る。上り切ったところに入園ゲートがあるが、 ハイカーの通り抜けは無料だ。中は、この時期にしてはまずまずの入りのようだ が、いかにも少ない。山頂にある三角点のところへ行く。汽車ポッポの乗り物の 中にあるが、この日は汽車ポッポの乗客もないようだったので、中に入り初めて 三角点の写真を撮る。

縦走路を南へ下る。コンクリーの古い無線塔の横から右手の踏み跡に入る。す ぐにドライブウエイに出て、それを横切る。渡ったところに展望駐車場があり、 その奥から下りが続く。この踏み跡に入った辺りは、ゴミの散乱が最悪のところ だ。幸い、この時は比較的マシであった。冬のこの時期はドライブの車も少ない のだろう。

暗峠まで下り、少し登り返して大原山の山頂へ・・・頂上は、だあれもいない。 北の生駒山方面も、南の信貴山方面もどんよりとした雲に覆われている。少し霞 んでいるものの、辛うじて高安山の頂は認められる。生駒の山ではここが展望随 一だろうか・・・ 見慣れている風景ではあるが、それはまた一番落ち着ける。

頂上のトイレを借りただけで、すぐ下山にかかる。いつもは一休みする公園事 務所もパス。忙しい年末だし、早く帰ってしなけりゃならない用事もある。枚岡 梅林まで一気に下る。そうそう、今年最後なので途中にある神津嶽へも立ち寄っ て枚岡神社上社に参拝する。

公園に着く頃は、丁度、大阪湾に陽が落ちるところで、はじめは少し雲が掛か っていたが、やがて見事に丸い夕日となった。まさにレッドサン・・・一年の締 めくくりとして、平凡な山行ながら、生駒の山も最後の最後に素敵な夕日をプレ ゼントしてくれた。

1997年 12月 27日 (土曜日) 曇り (メンバー)芳子

        13:45                  近鉄石切駅                                  
        14:20- 14:35           遊歩道                                      
        15:25          642.3m  生駒山                                      
        16:10- 16:15   522.0m  大原山                                      
        16:20               公園事務所                                  
        16:40- 16:50           枚岡梅林                                    
        16:55- 16:56           近鉄枚岡駅                                  

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