早春の生駒山

1997年 3月 2日(日曜日)

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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 ホームページの「投稿の広場」にお便りを頂いている川畑和夫さんの生駒山報
告を拝見して、そろそろ春の気配も感じられる生駒山へ出かけてみました。

 先週は暖かい日が続いたのだが、今朝は少し冷えこんでいる。それでも、平年
よりは暖かいのだろう・・・ハイキングの人も多いようだ。元山上口の駅を出て、
舗装された道を暫く歩く。やや涼しげな風が歩くのには丁度いい感じ・・・なに
か花が咲いていないかと道端の草むらに気を付けて歩くが、めぼしいものは目に
入らない。

 人家の間の急坂を抜け、山際のハイキング道に入ると、畑の土手に小さい春の
花々が、そこかしこに咲いている。オオイヌノフグリやヒメオドリコソウが幅を
きかせている。自宅の裏にも咲いているような花だが写真に撮ったりしながら、
ノロノロと歩く。タンポポスミレの花を見つけたので、写真を撮ってグズグス
していると家内は先に行ってしまう。さらに、数人のハイカーが追抜いていく。
白い梅を写真に撮っているとカラスとまっている・・・ウグイスだといいのだが
・・・(^_-)

 千光寺まではほぼ平坦な道だ。お寺の手前に近づくと、もう下山してくる人が
いる。4〜50人のグループも少し離れた車道を下りている。

 千光寺の手前の分岐で待っていた家内と合流、ここからはマジメに登る。とい
っても、鳴川峠までは沢沿いの緩やかな登りだ。日陰の湿った空気の中、あまり
花とは縁がなさそう。中程にある浄水設備までは、4WDなら入れそうな広い道
だ。千光寺の手前の滝でお参りをしてたご老人がなかなかの健脚で、後から迫っ
てくる。家内が「どうぞ、先に行ってください」というが、「いやいや、マイペ
ースで行きますから・・・」と先には行ってくれない。なんだか追い立てられる
ような感じで歩く。このルートでは数少ないやや急の登りがあって鳴川峠。右折
して縦走路に入り、大原山を目指す。

 大体、登りになると家内は遅れるのだが、最近はそうでもなくなった。振返る
と10m程後ろにぴったり付いてくる。もともと、持久力では家内が上だったが、
最近パワーアップしたのだろうか・・・それとも、私がパワーダウンしたのだろ
うか・・・そんなことを考えながら歩いていると、大原山に到着。お弁当を食べ
る人で賑わっている。

 正面に生駒山の見える北面に腰を下ろし昼食にする。長く休んでいるとやや肌
寒い感じだ。さて、これからどうするか・・・生駒山頂に行っても人が多いだけ
だろうし・・・ということで、くさか園地から石切に下りることにする。

 黄色い粘土質のドロドロ道を暗峠へ下りる。靴の底に団子のように土がへばり
つく。峠から大阪側へ少し下り、右手の竹林の道に入る。入口で単独の男性とす
れ違ったが、その方の靴もドロドロ。晴れた日でも泥濘の残っている道なので、
こりゃかなわんなあ〜・・・ でも、思ったほど酷くはなく、慈光寺の前に出る。

 お寺の横の道から墓場の中を通り、遊歩道に出る。家内が行ったことがない・
・・というので「あじさい園」に寄ってみる。あじさいはまだ葉っぱもない。公
園の案内板によるとヤマユリなども植えてあるようだ。ただ、今は何もない。あ
じさい園の中程にある階段道をトコトコと登っていくと、また遊歩道に出る。こ
の辺りは日当たりがよいせいか、道端には、小花も多い。麓で見たのとおんなじ
花が咲いている。沢山の蕾を持った椿に少しだけ花が開いている。

 くさか園地で一休み。ここには沢山のが植えられているが、もう、花が咲い
ているものも少しある。今年は少し早いような気がする。写真を撮って下る。

1997年 3月 2日(日曜日)  曇り        (メンバー)芳子

        11:05           75.0m  近鉄元山上口駅                              
        12:30          350.0m  鳴川峠                        
        12:45- 13:05   522.0m  大原山                        
    14:35- 14:45           くさか園地                                  
        15:30- 15:35           近鉄石切駅                                  

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