大阪側からの山行が多いというご指摘もあり・・・(^_-)、久し振りに、奈良
県側からのアプローチです。たいした変わりはないか・・・
明神平へ行ってみたいとも思ったのだが、かねちゃんのレポートにあったツル
リンドウを見たくなって、いつもの生駒山へ出発。ただ、コースくらいは変えて
みようと、今回は近鉄南生駒線の元山上口からスタート。
踏切りを渡り舗装道路の緩やかな坂を登っていく。ひところの厳しい陽射しで
はないが、できるだけ日陰を選んで渡り歩く。信号機のある交差点を越え、左へ
行くと小さな川。その手前で右に折れる。まだ、舗装道路が続くが、川に添った
静かな道になる。人も車も、ほとんど通らない。右手は、小高い茂みになってい
て、ただ蝉時雨がうるさいほどだ。山側の土手には、お馴染みになった沢山のツ
ユクサとヤブランが咲いている。こい紫色のクズの花が散っていたり、うっすら
とヤマハギが咲いていたりする。
千光寺への道順を示す案内標識にしたがって、細い道に入る。田畑と山との境
目を縫うようにしてハイキングコースが続く。おぅ、マンジュシャゲが咲きはじ
めている。そういえば、昨年比良の山へ出かけたとき現地のお百姓さんに頂いた
球根は、我が家の庭では、ようやく芽が出はじめたところなのだが・・・今年は
咲かないのだろうか？
千光寺の集落に入る。お寺の少し下から左手の行場コースに入る。このコース
自体は鳴川峠へのメインルートみたいなものだが、数箇所、行場への分岐がある。
道は沢に添っていて、概ね、日陰の涼しい道が続く。２０分程登ると、薄暗い谷
間を抜け出し、まぶしい程に陽が射してくる。でも、空気はひんやりして歩きや
すい。全体を通してあまり急な坂はなく、いつの間にか峠に差し掛かる。スカイ
ラインを通る車の音が聞こえてくるとすぐだ。スカイラインと縦走路をトンネル
で潜って、大阪側にある遊歩道迄下りる。先週、先々週と瓢箪山駅から上がって
きたポイントだ。遊歩道を北へ折れて、ホシアサガオの咲いていたところへ行く。
ところが・・・ところがである。ホシアサガオは無い！！！・・・なんという
ことだ・・・遊歩道の両脇は草刈りされていて、嫌な予感がしたのだが・・・先
週、見たホシアサガオは、無残にも刈り払われていた・・・ ^^;;;;
その他の花も、きれいサッパリ無くなっている。彼らにとっては仕事だろうが、
こんな時期にしなくてもいいのに・・・公園事務所に寄って、文句の一つも言っ
てやろうか・・・と思ったが、それも大人気ないしな。先週見ることができた幸
運に感謝すべきか・・・(^_-)
それでも、どこかに少しでも残っていないかと、崖下まで探してみる。似たよ
うな小さな花が少しあったが、これはマメアサガオか？ これも、貴重な花と、
写真に撮る。
休憩後、大原山に向かう。神感寺の登りで、登山道のまんなかにきのこを見つ
ける。先週と同じコースだ。大原山まで来てみると、いつになく大勢の人出だ。
シーズンもいいし、天気もいい。一息入れた後、今日は、暗峠へ下り、縦走路を
生駒山へ向かう。風が涼しいせいか、快適に歩く。生駒山頂の遊園地で昼食にフ
ランクフルト１本食べて、縦走路を更に北進、石切から上がって来るくさかコー
スとの出合まで下りる。ここも、大勢の人で埋まっている。更に北進し、今日の
目当てのツルリンドウのポイントへ向かう。
遊歩道から山道に入ったところ・・・おおっ、なんじゃ、こりゃ・・・ツリフ
ネソウじゃないか・・・(^^)v 群生とまでは言わないが、沢山咲いている。こ
の先で会った人の話しでは、ここもツリフネソウの知る人ぞ知るポイントらしい。
生駒山では、初めて見る。早速、撮影モードに入る。ツルリンドウを写すのにと
っておいたフィルムを使い果たして、予備のフィルムに入れ替える。写真を撮っ
ていると何人かの人が通り過ぎる。ツリフネソウに気がついたのは１人だけで、
立ち止まった人は１人もいなかった。「ツリフネソウが咲いてますヨ」って教え
てあげたいくらいだが、有り難がっているのは、どうも私１人のようだ (^_-)
更に行くと、ツルリンドウも発見。写真に収める。去年あったところに、今年
もまた咲いている。この当たり前が嬉しい。付近をよく見てみると、地べたに這
ったツルリンドウもある。手頃な支柱になる木がなかったのだろうか・・・
登り道、ちょっと頭痛に悩まされたりしたが、これで気をよくして、快調に下
山。家内がいないといい花に巡り会える・・・のかナ・・・(^_-)
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