夏バテ徘徊の生駒山

1996年 9月 1日(日曜日)

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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 バテるという程の距離を歩いた訳ではないのです。途中でへたり込んだりした
訳ではないのですが・・・そして、強い太陽がさしていた訳でもないのですが、
兎に角、歩いていても、蒸し暑くて休憩しているとボーッとしてしまって、写真
を撮る気も起らず、とっとと下りて来ました。


 9時54分のバスで出発。登山口の瓢箪山駅に下り立つ。このところ、駅は改
装工事中で、少し大阪寄りに出口が変わっている。商店街でお弁当のいなり寿司
とサラダ巻きを買い、その先のローソンでウーロン茶とパンを仕入れる。

 しばらくは舗装道路を歩く。らくらく登山道を横切り、お寺を抜けたところか
らが、本格的な山道になる。ツユクサが沢山咲いている。いまの時期、珍しくも
ないのだろうが、珍しくなくても花が咲いていると気持ちがはずむ。

 堰堤を右に巻いて、夏草の繁茂した道を登る。この時間だと下山してくる人も
多い。もう、秋だ・・・とハイキングの人も多いようだ。軽く会釈をしながら、
汗ダクになって歩く。右手に水場がる。水汲みの人が沢山のペッボトルなどを持
ってきて順番待ちをしているのを見掛けるが、今日は誰もいない。水場が空いて
いたので、一寸立ち寄って顔を洗う。まだ、歩き始めなのだが、異様に汗をかい
ていたためか、冷たい水が心地好い。因みに飲用には向かないとの表示がある。

 2つ程堰堤を過ぎると水車小屋跡。一息入れるつもりだったが、下山してきた
パーティが休憩中だったので、そのまま鳴川峠へ向かう。途中で単独の女性を追
越して峠直下の遊歩道へ出る。北へ少し歩いたところで、日陰を見つけて休憩。
去年ホシアサガオを教えてもらったところだ。でも、ホシアサガオなんて図鑑に
載ってないし、騙されたかな・・・(^_^;)   それにしても、この無風状態は
どうしたことだ・・・腰を下ろして家内を待っていると、なんだが眠たくなって
くる。

 家内もやってきて、一緒に少し休憩。休んでいると、黒い雲が近づいて来てヤ
バイ状況。急いで、遊歩道を大原山へ向かう。歩いていても、どうも落ち着きが
なく、草花もあまり目に入らず、カメラを出すことも思い浮かばない。それでも、
ムラサキツメクサは息が長いなあ・・・などと感心しながら歩く。旗立山への分
岐を右に折れて、一寸だけ山道に入り、すぐに旗立山。一応頂上まで行ってみる
が、ここも風が無く、すぐに大原山に向かう。大原山のなだらかな広い頂上まで
来ると、流石に少しだけ風がある。

 黒い雲は既に東に去っていき、ひとまず雨は降らずに助かったが、今度は太陽
が射してくる。一雨来た方が涼しくなって良かったのかも知れない・・・取り敢
えず、木陰に陣取って昼食にする。同じ様に休憩しているグループも沢山いるが、
暑いためか、じっとして動かない人が多い。瓢箪山で買ったウーロン茶のペット
ボトルがすぐに底をつく。私は、ボッーっとしているのに、家内はやたら元気が
いい。

 頂上の広場は刈込みされ、整備は行き届いているが、その分雑草の花は少なく、
ちょっと残念な気がする。以前に来た時、盛りだったノカンゾウはもう終わり間
近・・・オミナエシやキキョウはまだ元気なようだ。

 一旦、公園事務所まで下りて、自動販売機で清涼飲料水を買う。パンをかじっ
ての2度目の昼食後、枚岡公園目掛けて下山開始。少し、頭がもうろうとしなが
らも、足だけはしっかり動いてくれる。誰かが言っておられたように、ボケても
足だけはしっかりした徘徊爺さんになるんだろうな・・・(^_-)

 公園のいつもの休憩ポイントまで下りてくる。着替えをして駅まで歩く内に、
また、汗をかいてしまう。冴えない体調の一日であった。

1996年 9月 1日(日曜日) 曇り (メンバー)芳子

        10:45                  近鉄瓢箪山駅                                
        11:40- 11:50           鳴川峠                        
        12:25                  旗立山                        
        12:30- 13:00   522.0m  大原山                        
    13:05- 13:15           公園事務所                                  
        13:40- 14:00           枚岡公園                      

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