生駒山秋行

1995年 11月 19日(日曜日)

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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 素晴らしい天気で、家にじっとしてはおれない。12時34分のバスで出掛け
る。石切から登り、旗立山直下の今まで一度も通ったことのないルートをおりる
ことにする。

 石切の駅を下りると、駅前に露店が出ていて、そこでタコ焼きを買う。スター トが遅いので、お昼の弁当という訳にはいかないが、その代用だ。好天に恵まれ、 ハイキングの人も多い。時刻は遅いのだが、今から登るという家族連れと一緒に 歩き始める。小学4年生の女の子と中学生の男の子がいて、結構ハイスピードで 登る。彼等の後を追うように登って行くが、途中の分岐でコースが分れてしまっ たようだ。遊歩道まで登ってくると、その近辺では沢山のハイカーが休憩したり、 遊んだりしている。

 早速、買ってきたタコ焼きで遅い昼食にする。サザンカの花が咲き始めている。 まだ、蕾が多いが、中に少しだけある綺麗に開いた花を写真に撮る。

 かなり大人数のグループが生駒山方面から下りてくる。よく見ると車椅子など もあり、身体の不自由な方や知恵遅れの子供達とそのサポートの人達のようだ。 遊歩道は車椅子でも楽に移動できるので、こういう方達が気軽に山や自然に触れ るには、このような設備の充実もまんざら悪くはない・・・と思ったりもする。 日頃、開発されて行く山を、忌々しく思っていたのだが・・・

 彼等は、ここから遊歩道を外れ、私達が登ってきた道を下りていく。一台の車 椅子に2〜3人の人が付いて、肩から下げたロープで車椅子を吊るようにして下 りていく。ボランティアの人達だと思うが、なかなか大変なことだと感心する。

 彼等が下りていったところで、私達も出発。遊歩道を大原山直下の公園事務所 に向かう。途中には「あじさい園」があったりするが、今はシーズンオフで、近 寄る人も少ない。ほぼ水平道なので、道端の花や紅葉を楽しみながら、ゆっくり と歩く。静かで、なかなかいい雰囲気だ。一寸日がかげってきたけど、クサギの 黒い実の写真りする。

 公園事務所のベンチで自動販売機のジュースを飲んで一休み。今日、初めて通 るという下山ルートへ向かう。薄暗くなってくる。如何に低山とはいえ、暗くな ってから、初めての道を下りるのは避けたい・・・下山を急ぐことにする。余り 通る人のなさそうな道だ。もう、落葉が溜まった初冬の趣の山道を下りる。ルー トは整備されていて、迷うようなところもない。この道は何処に出るんだろうね ・・・という興味があって、この道を下りている。もうすぐ、その答えが出る。 道は、相当クネクネと曲がっているが、どうも、鳴川峠のルートに近づいている ようだ。小さな沢を渡り、やがて、見覚えのある「水車小屋跡」へ出てくる・・ ・な〜んだ、こんな所に出るのか・・・ 一寸がっかりしたが、謎は解けた・・ ・(^_-)

 後は、慣れたコースを瓢箪山駅へ向かう。駅に近づく頃にはもう真っ暗になっ てしまう。

 今日もよく遊びました (^^)v  ボランティアの活動を目の当たりにしたので、 う〜ん、私等も遊んでばかりじゃダメだな・・・たまには、ゴミひろいでもする か・・・というような話をしながら歩きました。でも、出来るかどうか、判りま せん (^^;

1995年 11月 19日(日曜日) 晴      (メンバー)芳子

    13:15         近鉄石切駅
    14:00- 14:20     くさか園地遊歩道
    16:00- 16:10      公園事務所
    16:50         旗立山直下
    17:20         近鉄瓢箪山駅

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