ホシアサガオに出会った生駒山

1995年 10月 27日(日曜日)

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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 またまた生駒山のお話しで恐縮です。本当は大台ケ原へ行くつもりでしたが、お
天気がもうひとつのようで、今日は午後から暗くなるまで、生駒山で遊んで来まし
た。

 大阪で一寸買物をした後、近鉄瓢箪山駅で芳子と待合わせ、鳴川峠への道を登る。
昼食が未だだったので、取敢えず、鳴川峠直下の遊歩道まで、一気に登る。

 朝方は酷い雨が降っていたが、やがて、回復。雲が多いものの、時折、陽の差す
爽やかな天気だ。途中、下山してくるハイカーに沢山出会う。

 遊歩道に出たところで小休止。道端に植えてあるボケに少しだけだが、赤・白・
ピンクの花が咲いている。綺麗な花を選んでパチリ。遅い昼食にしようとベンチを
探して遊歩道を歩いていると、腕章をつけた老人が草むらに這つくばって写真を撮
っている。やり過ごして行こうとすると声を掛けられた。

 「ホシアサガオの花を見たことがありますか?」
   えっ・・・干しアサガオ???・・・

 「ホシアサガオがあるんですか?」

 近づいて覗き込むと、直径1cmほどの薄いピンクの花が数輪・・・
 このおじさん、葉っぱを指し示して
 「ほれ、アサガオの葉っぱに似ているでしょう・・・割と珍しいんですヨ」
 ああ、これだったら、多分、星アサガオ・・・だな (^_-)

 親切にも、いろいろ説明してくれる。私が三脚を持っていたので、写真を撮らし
てあげようと呼び止めて、下さったようだ。

  このご老人、今はリタイヤしてはるようだが、自然公園の指導員のような事をし
てはったようで、この生駒山系に限らず、高山植物や野鳥などに詳しいようだ。今
も、アチコチの山や森でボランティア的にガイドのような事をされているらしく、
写真を撮ったり、スケッチをしたりして楽しんでいる。スケッチも見せて頂いたが、
なかなか見事なものだった。家内も、これからはスケッチをしたいと言っていたか
ら、感化力大である。

 神感寺の下まで歩いてくるとコブシ(タムシバ?)の赤い実が沢山落ちている。庭
に植えてみようかと少し拾う。
 近くのベンチに腰をかけて遅い昼食。家から持ってきたおにぎりと、途中のロー
ソンで買った菓子パンだ。

 公園事務所の手前の土手にツリガネニンジンを見つける。少し薄暗くなってきて
いたので三脚で撮る。写真を撮り終わる頃には、少し先にある公園事務所に電気が
灯った。

 近鉄の生駒によく行くレストランがあるので、そちらに下りることにして、先を
急ぐ。暗峠の下手の遊歩道を北進し額田谷のルートと出会ったところで右折、生駒
山頂まで最後の一登りを頑張る。一度乾いていたシャツが、また汗で濡れてくる。

 山頂の遊園地に着く頃には、相当暗くなっていて、園内のイルミネーションが鮮
やかだ。これはこれで、いい被写体になるとは思うのだが、今日はパス。ベンチで
小休止。

 ロープウエイの駅の横手から階段道を下りる。木立の深いところでは、もう真っ
暗。途中でヘッドランブを取出す。
 生駒の参道まで下りてくると明かりが灯っている。パラパラと小雨になって、火
照った身体に冷たくて気持ちがいい。階段道をトコトコ下りる。

1995年 10月 27日(日曜日) 曇      (メンバー)芳子   

        13:30                 近鉄瓢箪山駅                  
        15:00                  鳴川峠下                    
        16:30                  公園事務所                   
        17:10- 17:20   642.3m  生駒山                     
        18:00                  近鉄生駒駅                   

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