思い出の革靴で生駒山へ

1992年 11月 22日(日曜日)

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愛しの生駒山
低山徘徊日記
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 先日、物置の掃除をしていると、学生時代に使っていた登山靴があったので、少 し手入れをしてみました。以前から、それがあるのは知っていたのですが、もう捨 てようかと何度も思い、その都度、青春の思い出を一つくらい残しておこうか、等 と考えて、ずっと置いてあったのです。

 今度、良く見てみると、腐っている訳でもなく、革はしっかりしている。ただ、 靴底を叩いてみると、錆が落ちてくるが・・・。一度、試しに使ってみようか・・ ・という気持になりました。

 先週、2〜3度保革油を丁寧に塗りこんでみました。革はコチコチで、乾燥しす ぎて、ヒビが入りそうな感じでした。油を塗ると、少しは柔らかくなったような気 がしました。

 考えてみると、約20数年間(作られてからだと27年位たっている)、全然使 ってないし、手入れもしていない。歩いているうちに壊れないか心配だったので、 スペアの靴をリュックに入れて、一番近場の生駒山へ出掛けたのです。歩いている うち靴の底がはずれて、ぱっくり口を開けてしまう、マンガのような光景が、目に 浮かんだのです・・・・(^_-)

 履いてみると、当時、イージーオーダーで作っただけあって、革は堅いけど、足 にはピッタリフィットする。イージーオーダーといっても、自分で足型をとって、 郵送で注文しただけのモノ。当時、先輩が段取りしてくれたもので、どこで作った のかもよく知らないが、YOSHIDAYAというトレードマークが貼ってある。

 近鉄の枚岡駅から登り、大原山・生駒山山頂を経由して、近鉄生駒駅に下山。約 2時間半の歩きでした。天気がよかったせいか、多くの登山者で賑わっていました。 場所柄から、私のような、革の登山靴では少々気が引けました。

 結構重い靴なので、登りはシンドイかな?と思っていたのですが、意外に調子良 く登れました。むしろバランスが取れて登りやすかった。ただ、左の踵に靴擦れが 出来かかったので、大原山の頂上で、簡易テーピング。

 下り始めて感じたことは、やっぱり、クッションが悪いということです。今の靴 はホントに良く出来ているのでしょうね。当時の靴は、ただ鉄板の上にゴムが貼っ てあるだけなのでしょう。一応、ビブラム底ですが。踵をガッツンガッツンいわせ ながら下りました。

 今日、履いてみて、マダマダ使えそうな気がしてきました。できれば、底を張替 えてくれるところを探して、そのうち、アルプスにでも連れて行こうかな (^^)

1992年 11月 22日(日曜日) 快晴     (メンバー)単独   

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