残雪の白山山行1994年 6月 10日(金)曇り 〜11日(土) |
朝、5時に奈良を出発、福井北で高速を下り、R416からR157へ入り、白峰を経て、 目指すは、別当出合。気になる天気は、まあまあ。駐車場に着くと、車は3台程。 でも人の気配はない。 観光新道に取付く。すぐに砂防工事の道路を横断し、暫くは、その道路を下に見な がらの登り。最後に、石のゴロゴロした煙突状の直登。ようやく尾根筋へ飛出す。 ここで、一息入れる。いつもより荷が重いのでしんどい。階段道を登り詰めると、 やや、平坦な歩きで、少し元気が出る。殿ケ池避難小屋の手前辺りからは残雪が現 れ、登山道が途切れる。おまけにガスって来て、雪渓の中で、しばしばルートを失 う。明確な踏跡はなくテープなどの目印は見当たらない。「馬のたてがみ」と呼ば れる登りを過ぎ、右側の切れた雪渓の上部をトラバース。ようやくクロボコ岩に到 着。砂防新道と合流。ここからは平らな雪原を横断し、緩い登りを行く。ようやく、 室堂に到着。少し曇っているので頂上のピストンは明日の天気に賭けることにする。 6月一杯、室堂センターは素泊まりのみ。申込むと白山荘に案内してくれる。その 晩、同室は岡山の単独男性一人のみ。 翌日は、早く起きるつもりだったが、ぐっすり寝てしまい、目が覚めたら、もう、 5時過ぎ。下の方には雲海が広がっているものの、上の方はいい天気のようだ。取 敢えず、簡単に朝食を済ませ、頂上へ向かう。頂上近くで下りてくる男性一人とす れ違う。素晴らしい展望だ・・・と聞いて、足取りも軽くなる。 勇んで頂上に着くと、そこには、北アルプスから南アルプス、更には伊吹・比良の 山々が雲海に浮かんでいる。近くの別山もすごく立派。遠出すると、いつも雨に祟 られるのだが、今回はバッチリだ。今夜は白山温泉に泊まる予定にしていたので、 今日は超のんびりモード。頂上は風もなくポカポカしていたので、2時間近くボー っとして過ごす。同室だったTさんや外人3人組・もう一人の単独男性等が次々と 到着。 |
いつまでも残っていたい気持ちを押えて室堂へ下りる。室堂で、また朝食。十分過 ぎる休憩後、下山開始。帰りは砂防新道を行く。沢を渡るときに何度も雪渓をトラ バース。一寸、慎重になる。 小屋で一緒だったTさんは観光新道を下って行ったのだが、下る途中で、尾根筋を 歩く彼の姿が見えたので、「お〜い」と、声を掛けると、届いたと見えて、手を振 ってくれる。こちらも両手を振る。
甚之助避難小屋に到着。昨日通った殿ケ池の小屋と同様、奇麗で立派な小屋だ。丁
度、お昼頃だったので、小屋の前のベンチで、1時間以上も休憩する。ここから見
る別山も素晴らしい。土曜日ということで、沢山の人が登って来て、ここで休憩。
なかなか賑やかだ。
ここからの下りも超のんびり。右手に、別当谷を挟んで、昨日通った観光新道の尾
根がよく見える。その尾根を行く人も見える。その尾根を望みながら、何度も何度
も、休憩する。 別当出合いまで下りてくると、Tさんは、もう、先に着いていた。Tさんとは、頂 上で写真の撮り合いをし、お互い、写真の送り先を聞いているので、懐かしい感じ。 暫く、雑談後、白山温泉へ向かう。 おお、そうだ・・・・別当出合いの手前の吊り橋のたもとでカモシカを見た。(^^)v
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1994年 6月 10日(金)曇り 〜11日(土)晴れ (メンバー)芳子 |
10日 10:00 別当出合 15:00 室堂 11日 06:00 室堂 06:20−08:00 2702.2m 御前峰 08:15−10:30 室堂 15:20 別当出合 |