近鉄名張駅、9時25分発奥津(オキツ)行きバス乗車。10時30分杉平下車。
近鉄時刻表では"35分発"となっていて、あわや、乗り遅れるところだった。
杉平のバス停から、20メーターばかり戻ると、左手へ登っていく道がある。
角に「いせみち」と書いた石標がある。少し登ると水谷林道の標識。橋を渡り、
ダラダラと300メーター程登っていくと、左の林に入る道がある。入り口は広
くなっている。ここからはポイント毎にテープがある。テープを確認しながら進
んでいく。2〜30分登ると林道の終点と出会う。ガイドブックによると、先程
別れた林道の終点らしい。この林道は材木がごろごろして、荒れている感じだ。
林道を横断し、更に山に入っていく。入り口には、小さな表示板やテープがあ
る。ここから3〜40分きつい登りを登りきると県境尾根に出る。登りはきつい
が、杉木立の中で、割と涼しかったので、気持ち良く登れた。家内は金曜日に、
三郎ケ岳にオバングループで登った直後なので、ちょっとシンドそうだった。
12時、県境尾根。尾根に出たところで左に曲がれば、ここから山頂までは、
ダラダラと約30分。クマ笹をかき分けるような道になる。山頂は一寸開けてい
て、シートを広げて弁当にする。今日はカップラーメンを作る。
大洞・倶留尊・古光・三峰等四方の展望は申し分ない。
13時半、下山開始。登ってきたとは反対側の踏み後を辿る。すぐに、急な下
りとなる。立ち木のない坂を滑らぬように用心して下りる。10分ほどで急な下
りは終わる。右方向への踏み跡があるが、曲がらず、まっすぐの道を取る。よ
く見ると、古須磨峠への小さな表示がある。しばらくの間、平坦な道を行ったり、
下ったり、登ったり・・・ 942メートルの表示板を過ぎ、少し登ると鉄条網
の柵に出る。柵に沿って歩く。やがてクマ笹とイバラの多いヤブ道となる。ひた
すら前進。ヤブを出たところで、右へまがる踏み跡があって、どちらに行くか、
一寸迷うが、まっすぐの道をとる。あとは又、ヤブッぽい道を前へ前へ。
ヤブ(といっても道はしっかりしている)を抜けたところで、右に折れ、杉の
木立の中に入る。実を言うと、ここが小須磨峠なのかよく分からなかった。まっ
すぐ行って再びクマ笹の中に入る道もあったので、不安を感じながら、杉木立の
道を下り始める。ここからは、ひたすら下りるだけだ。途中で何度か、道を間違
えたのかと不安になったが、結局はコスマ谷の林道に出た。途中に何ヶ所かテー
プがあったのが救いだった。
後から考えると、道は間違っていなかったのだと思うが、途中、ガイドブック
にあった、白土山(940メートル)と小須磨峠を確認できなかったのが、不安
の原因になった。
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