藤無山に集う秋「但馬」

1999年 11月 14日(日曜日)

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低山徘徊日記
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 今日のスタートは10時ということで、朝風呂にも入って、のんびり過ごし、
9時15分、中間温泉の宿を出る。若杉峠ではスキー場入り口が立派過ぎて、通
り過ぎてしまい、後戻りするハブニングというかマヌケもあったが、なんとか、
おおやスキー場に到着。一番奥まったところにある『ロッジふじなし』の駐車場
に車を入れる。でも、まだ誰も来ていないようなので、「下にいるかも知れない
・・・」と、少し下った第3駐車場まで戻り、車を止める。無線機の準備などを
していると、家内が「あっ、だじまもりさんよ」と叫ぶので外を見ると車は『ロ
ッジふじなし』の方へ上がっていく。「そりゃ、集合場所は『ロッジふじなし』
の駐車場にしてたもんな・・・」と、慌ててこちらも『ロッジふじなし』の駐車
場に上がる。
               
 「やあやあ、お久しぶり」ということで「今日は一番ノリダー」と叫ぶたじま
もりさんご夫妻と挨拶などしていると、『ロッジふじなし』の喫茶の方から佐竹
さんが顔を出す。佐竹さんはずいぶん早くに到着していたそうだ。そのうち、か
ねちゃんと俊一君が到着。驚いたことに、白夜の貴公子さん飛び入り出現 (^^)v
初めてお目に掛かるが、背の高いがっしりした方だ。さらに、大垣さん飛び入り
出現 (^^)v2   「あとは、かいさんと丹波のたぬきさんご夫妻だが・・・」と話
していると、ジャスト10時、かいさんが到着。「なあ〜んだ、一人かいな・・
・」と失望の声が・・・(^_-)

 さて、車をここに止めていいものか・・・かねちゃんが、『ロッジふじなし』
の人に聞いてくれる。この駐車場にとめてもいいということだったが、グラスス
キーのゲレンデを横切るわけには行かない・・・ということで、第3駐車場まで
下りることにする。みんなで連なって第3駐車場へ移動。すると、こちらに丹波
のたぬきさんご夫妻が丁度到着したところのようで、これはラッキー。これで、
一応、集合完了。

 グラススキーの下の端から緑に映えるスキー場を直登。皆、元気良く登ってい
くのを、後から追うように登る。緑のゲレンデを登るのは、なかなか気持のいい
ものだが、傾斜はかなり急で、初手からシンドイ。なんとか、遅れないようにゲ
レンデの上まで登る。現在は稼動していないリフトがあって、その上から山道が
始まる。でも、取り敢えず、ここで小休止。沢山で歩くと、どうしても休憩が多
くなる。そして、そこで話が弾む。これがいい。

 いよいよ、山道らしくなる。暫くは雰囲気のいい、明るくなだらかな尾根道。
すでに葉を落とした木々の間を落ち葉を踏んで歩く。やがて、急坂にさしかかる。
先頭を行くたじまもりさんが、かなりの馬力で皆を引っ張る。最初のピークで、
また一休み。以前来られたことのある丹波のたぬきさんご夫妻の説明で、目指す
藤無山らしきピークを確認。まだ、大分登らなきゃならない。このままでは身体
が持たないと思い、最後尾に回る (^_-)

 植林帯に入り、薄暗い植林帯の中をトラバース気味に鞍部へ下る。次のピーク
で、また、休憩。左手から回り込んで藤無山へ至る尾根筋がはっきり見えている。
手前に、もう一つピークがあるようだ。かいさんは早速、パンを齧ってエネルギ
ー補給。

 あまり花のないルートだが、藤無山や付近のスナップを撮りながら尾根筋を辿
る。もう、あまり高度差もないので、のんびりした歩きを楽しめる。カメラを持
った方は、しばしば立ち止まって付近の展望写真などを撮っておられたようだ。
初めてお会いした大垣さんと話をしながら、皆の後を追う。

 ほどなく山頂。先客が10人くらい。最近ササが刈り払われ、整備されたばか
りの感じがする山頂は、まだササの茎が鋭く飛び出していて、下手に歩くとバラ
ンスを崩してしまいそう・・・予定通り、12時チョイ前の到着だ。山頂奥に腰
を下ろして昼食にする。丹波のたぬきさんご夫妻は無線を、俊一君は木登りをし
たり枝にぶら下がったり・・・佐竹さんはパソコンを取り出して、山座同定。落
葉した木々に取り囲まれた山頂は明るいが、さほどの展望は無い。前日に登った
段ケ峰が木の間越しに見えている。私が「ダンガミネ」というとたじまもりさん
が「だるがみね」と教えてくれる。地元の訛りだそうだ。そうそう、たじまもり
さんからは、彼の考案によるデジカメでの虫眼鏡クローズアップのテクニックを
ご伝授いただく (^^)v これは早速試してみたいものだ。たぬきさんの奥様から
は自宅で採れたというおいしい柿をご馳走になる。風もなく居心地のいい頂上で
はあったが、最後に全員で記念写真を撮って下山開始。標準のレンズを車に忘れ
て来たので、少し離れたところから望遠で撮る。

 下りぎわ、山頂にいた4〜5人のパーティの方が大きなビニール袋を下げてお
られたので話を聞いてみると、ゴミ回収登山とのこと。よく判らないが私達と反
対の方向から登ってこられたらしい。結構、四つん這いで這い上がるほどの急な
沢道・・・ということだった。

 ほんの一寸下ったところに展望のよいところがあり、ここから氷ノ山や鉢伏山
が望まれる。また、ここで小休止。あとも、登りには落ち着いて見ることが出来
なかった展望を随所で楽しみながら下山。鞍部から登り返して、薄暗い植林帯を
抜けると、最初のピークでまた休憩。かいさんは所用があるということで、ここ
で早退。俊一くんは元気良く彼を追いかける。

 山の名残りを惜しむように暫く休んで最後の下りへ突入。ややズルズルとして
滑りやすいところもあるので、慎重に下りる。スキー場のゲレンデ上まで下りて
くると、アレッ、早退したはずのかいさんがいるじゃないか・・・ この場所か
ら飛び立とうとしているパラグライダーの人がいて、その離陸の瞬間を見ようと
待っているようだ。私達もしばらく見ていたが、適当な風がないのか、なかなか
飛んでくれない・・・

 ゲレンデを下る。丁度下に着いた頃、白いパラグライダーがようやく離陸。付
近を旋回しはじめる。なかなか気持良さそうだが、リフトに引っかかりはしない
かとハラハラしてみていると、ゲレンデ下の草原に無事着陸。

 駐車場に戻り、解散。

 ほぼ、予定通りの時刻に、全員無事に下山できてホッとしました。お天気にも
 恵まれ、また、ネットでしか知らなかった4人の方ともお会いできて、楽しく
 山を歩くことができました。みなさん、有難うございました。

  1999年 11月  14日 (日曜日)  快晴
                         (メンバー)たじまもりさんご夫妻、佐竹さん、
                 かねちゃん、俊一くん、
                 白夜の貴公子さん、大垣さん、かいさん
                                 丹波のたぬきさんご夫妻、芳子

         9:35- 10:10           第3駐車場                  
        10:30- 10:35           スキー場上                  
       10:45- 10:55   992.3m  992.3mの尾根                
       11:05- 11:15           約970mピーク                
       11:35- 11:45           3町の町界                 
       11:55- 12:45  1139.0m  藤無山                   
       13:40- 13:50   992.3m  992.3mの尾根                
        14:00- 14:10           スキー場上                  
       14:25- 15:50           第3駐車場                                

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