国見山・紅ケ岳「曽爾」

1993年 1月 24日(日曜日)

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低山徘徊日記
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 7時50分、近鉄名張駅発の掛車庫行きのバスに乗る。乗客はバスを降りるま
 で、一人だけ。バスから見ると、山はうっすらと白い。

 8時25分、曾爾(そに)弁天橋バス停。バス停のすぐ傍の橋を渡って、道は
 左・右・左とカーブして民家を抜けて行く。民家の途切れる角に、右手へ折れ
 る道があるが、その道を見送って、さらに4〜5分、林道風の道を直進すると、
 右手に簡易水道の施設があり、そこから3〜40メートル行くと、右の土手の
 上の木に、紅ケ岳登山コースの小さな案内板がある。

 8時40分、紅ケ岳登山口。いよいよ、山道を登る。雪は、木立の上に少し積
 っている程度。初めの10分程で、急な斜面に付けられた、綴れ折りの道を、
 グングン登る。やがて、尾根の末端部に出てくると、傾斜は緩くなる。この辺
 りから、1〜2センチの積雪となってくる。途中、一寸した岩場を越して、暫
 く行くと、まっすぐ、登って行く道と左へ回りこむ道に別れている。

 ここで、最初の判断ミス(だと思う)。直進する道は、少し細く木の枝などで、
 通り難そうな感じだった。左の道が本道のような気がした。それで、左へ行っ
 てしまった。直に、沢沿いの道になり、積雪も多くなる。道を間違えて、蛇谷
 に入ったことには、すぐ、気が付いたのだが、引き返すのも面倒なので、沢筋
 を登ることにする。道も付いている。蛇谷の終点から、一登りで、広い尾根に
 たどり着く。稜線を左に折れて、スグ山頂。

 恐る恐るプレートを見ると、恐れていたとおり、国見山(三国山ともいうらし
 い)。紅ケ岳(べにがたけ)へ行くつもりだったのに・・・(^^;

 9時30分、国見山(883)。5分休憩。今、登ってきた稜線を少し下り、
 少し登ると紅ケ岳。たいした起伏はない。同じ山の2つの峰といった感じだ。

 9時40分、紅ケ岳(860)。5分休憩。又、国見山へ戻る。

 9時50分、国見山。15分休憩。お昼には少し早いが、おにぎりを2個食べ
 る。天気が悪いせいもあるが、展望はない。紅ケ岳もそうだった。麓から見た
 山も、雲がかかっていたが、ココは、その雲の真っ只中ナノダ。静寂そのもの。
 時折、木立に積もった雪が、ゴソッと、吃驚するような音を立てて落ちてくる。

 休憩後、中山峠を目指して下りる。始めは、軽快に下りていたのだが、途中、
 枝道に入ってウロウロしながら歩く。

 それでも、闇雲に、暫く下って行くと、雪に比較的新しい靴跡が出てきた。こ
 んな日に、僕の他にも、登っているモノズキがいるのだナア、と思いながらも、
 誰かが、登っているというだけでも、心強くなり、その踏み跡を追う。・・・
 ・・だが、その靴跡が自分のものである事に気が付くのに、そんなに時間は掛
 らなかった。ゴム底の模様を確かめると、全く、い〜っしょ。往路に登った蛇
 谷に出てきてしまったノダ。

 予定の下山コースとは、かなり、違ってしまったが、往路に来た道を登山口へ
 と向かう。この時刻になると、気温も、大分、上がってきて、木立に積もって
 いた雪が解けて、小雨の中を歩いているみたいだ。でも、それが、ほてった身
 体に、気持ちがイイ。

 10時45分、登山口。
 10時55分、曾爾弁天橋バス停。シャツを着替えて、バスを待つ。歩いてき
 たせいもあるが、今日は、天気は悪いが、冬らしくない暖かさのようだ。
 11時12分、帰途につく。

1993年 1月 24日(日曜日) 曇  (メンバー)単独

         8:25                    曾爾(そに)弁天橋バス停       
         8:40                    紅ケ岳登山口
        9:40-  9:45   860.0m    紅ケ岳     
        9:50- 10:05   883.0m    国見山     
       10:45                    紅ケ岳登山口
       10:55- 11:12             曾爾(そに)弁天橋バス停               

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