薊岳「台高」

1992年 7月 19日(日曜日)

TOP MENU
低山徘徊日記
山域INDEX
LAST PAGE
ルートマップ



 近鉄の榛原(ハイバラ)駅から7時25分発菟田野(ウタノ)行きのバスに乗る。終点の 菟田野で接続の大又行きの小型バスに乗換え、終点の大又で下車。

 天気予報では、午前中の雨の確率は0パーセントだったが、雲行きは怪しかっ た。大又への小型バスでは、乗客は私等の他はアユ釣りらしい老人と子連れの母 親だけだった。登山姿は私等だけ。日曜日なのに天気のせいか、人気が無いコー スなのか、寂しい感じだ。

 8時45分登山開始。バス停前の笹野神社の右手の道を登り始める。この道は 細いが、舗装してある。しばらく行くと、広い道路に出るので、左折。この道を 終点まで登り詰め、そのまま山道に突っ込む。このコース、あまりきつい登りは ないが、大鏡池を経て、11頃に目指す薊岳に到着。畳1枚ほどの岩があったの で、その前で写真を撮り、早めの昼食にする。

 天気が、もう一つで視界がきかないのが残念だった。頂上に着いた頃は、少し ガスッてきて、余り良い状況ではなかった。ただし、昼食が済んだ頃には、やや 日が射してきて、それからは天気がよくなってきた。

 大鏡池から薊岳までは、狭い稜線の道で、岩稜とはいかないが、結構変化に富 んだ面白い道だったのだが、それに引き換え、薊岳から明神平へは、林の中の広 くて緩やかな起伏の道だ。

 薊岳を11時45分に出発。何度か上り下りを繰り返して、前山に到着。この 山の名前は地図に出てないようだが、頂上のプレートには1415とあったよう な気がする。薊岳は1406mなので、こっちの方が高いのか・・・と意外な気 がした。

 前山を下ると、道は左右に分岐していたので、左を取る。少し下ると、下の方 に明神平の天理大の小屋らしきものが見えてくる。12時45分、明神平到着。  

 ここで、1時間休憩。ここに来て、今日初めて登山者に出会う。3パーティが 休憩していたり、通りかかったりした。

 家内が休んでいる間に、ガイドブックにあった水場を探しに行く。天理大小屋 の裏手から約100メートル程下っていくと、竹の樋が懸けてあって、冷たい水 が出ていた。顔とタオルを洗う。

 13時45分、大又へ下山開始。明神平の休憩所の前を通り、谷合へ下りる道 がある。雨の後のせいか、ズルズル滑りそうな道を約1時間下ると林道の終点に 出てくる。道は広いところもあるが、壊れかかったところも多い。

 林道に出てからは、ひたすら歩く。15時35分大又到着。出発点の笹野神社 の前で腰を下ろしてバスを待つ。15時52分のバスで帰途につく。榛原へは 17時10分頃に到着・17時20分の上本町行き準急に乗る。

 今回はゆっくり休憩を取りすぎて、帰りの予定のバスに乗り遅れそうになった ので、林道では思わず焦って小走りになってしまった。

 それと、登りの途中、大鏡池のずっと手前だったと思うが、「300メートル 程行くと、よく吠える犬がいるが、カブリマセンので石など投げないで下さい。 名前はゴロです」てな札がぶら下げてあって、その先に行くと、本当に白い大き な犬が出てきて、足元まで来て、ワンワンと良く吠えること。100メートルほ ど纏わりついてきた。相手にしないように、ズンズン登った。(きっと林業の人 が連れてきてるんだろうと思うが、ビビッてしまう (^_-)

1992年 7月 19日(日曜日) 曇    (メンバー)芳子

         8:45          420.0m  大又バス停                    
       11:00- 11:45 1,406.0m  薊岳                            
       12:45- 13:45 1,323.0m  明神平                            
        15:35- 15:52   420.0m  大又バス停                   

『低山徘徊派! (^^)v』及び『ML低徘』へのご意見、ご感想はあきゆき(akiyuki@teihai.com)までお願いします。(黒江彰之)
サイン